ほんとにこんなものまで家庭で作るのか、といったとこらへんでしょうか。 どれもこれも作る前に
『躊躇』
したものばかりです。米こうじは、作るときに3日間も張り付かなければならないことも躊躇した理由ですが、材料以外に必要となる、装置の工作という壁も躊躇した理由のひとつです。温度管理もしなければなりません。作る前はこのように途方にくれるばかりでしたが、一度エンジンがかかりはじめると事は意外にすんなりと進みました。恐れていた失敗もなく、分量を増量して再チャレンジしたときもおもしろいほど簡単に作れてしまったのです。
しょう油は、できればあまりお勧めしたくない一品です。一度作り始めてしまうと、旅行に行くのも後ろ髪を引かれるくらい、毎日の面倒をかけてやる必要があるのです。味噌を造ることを考えると、しょう油にかけてやらないといけない稼働は大きすぎます。
近くのスーパーの唐辛子は全て買い漁った、、、というくらいたくさんの唐辛子を買い込み、実験に実験を繰り返して作ったのがタバスコです。同時期にかんずりにも挑戦し、かつ、のめり込んだために大量の唐辛子が必要になったわけですが、「これでどうだ」というシロモノにすることができました。
モッツァレラチーズは、レンネットという酵素の入手が難しく、一般には普及していないようですが、レンネットの入手先は記載してありますので、あとはやる気だけです。手始めにはすぐにできるモッツァレラをぜひ作ってみて下さい。
ウスターソースは、用意すべき香辛料の種類がやけに多く、それだけが作るときの敷居を高くしているようです。
番茶や紅茶などは、材料となるお茶の葉の入手が難しいため、桜の葉で代用する方法を提案しています。ちょっと渋めの味が強く出てしまうのですが、お茶の作り方を理解することができますし、実際にお茶の葉を入手できるときには、このままのレシピで作り上げることができます。
天然酵母パンや辛子明太子もちょっとした時間をかけてやれば家庭で作れてしまうあたりがうれしいところです。
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