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これの次
はないでしょう「ガム」
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「ガムを作るよ。」と子供にいうと、あれやこれやと手伝ってくれました。「どんなのができるのかなぁー。」と想像力を膨らませながら、さんざん期待させた挙げ句にできたガム!! けれども下の子は、ひとくち口に入れてすぐにべーっと吐き出しました。上の子も、もうしわけなさそうにしばらく噛んでいたけれど、やっぱり「おいしくない」と言ってだしてしまいました。うーん、そんなもんかな。 (^_^;)
ガムの代わりになっているのは、小麦粉のグルテンです。グルテンは小麦粉に含まれるタンパク質であり、このタンパク質が網目状につながることでガムのような弾力性をもちます。ガムベースが不足した戦争中には、この小麦粉ガムがガムの代用になっていたということです。
ガムを作る基本的な材料
Let’s start!
ここでの「こつ」
※1 【強力粉のグルテンが粘りをだしてきて】
しっかりとこねておかないと、グルテンのつながりが不十分となり、水洗いしたときに手のひらには何も残らないという失敗を招くことになります。この失敗を防ぐために、布に包んで水洗いする方法もありますが、こね上がってさえいれば、強力粉のグルテンが編み目構造につながるため、水洗いしてもグルテンが流れ出ることが無くなりますので、特に布に包む必要はありません。
※2 【グルテン】
この作り方とほとんど同じ手順で、グルテンからは麩を作ることができます。麩の作り方はこちらを参照してください。
※3 【小麦粉のグルテンで作ったガム】
市販されているガムと比較すると、この小麦粉ガムは甘みや香料が少なくて、決しておいしいものではありませんが、
・市販されているガムは、噛み終わりに近づくと急激にまずくなるが、そのような味の変化はない
・歯にくっつくことはないのに、そのくせ歯ごたえも、弾力もある
・グニュグニュしているなめらかな食感は他の食材にはない
などの特徴があります。
【参考文献】
明治図書 自然・生活・科学体験アイデア集 手づくり料理を楽しもう