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遠足のおやつに「ラムネ菓子」
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遠足のおやつには必ずラムネ菓子が入っていました。でもラムネ菓子の作り方ってなかなか見つかりません。薬局でしか購入できないクエン酸が入っているからでしょうか? クエン酸は、からだに悪いものではないし…。というよりも身体に欠かせないものなんですよね。ノーベル賞を受賞したイギリスのクレブス博士が、食物から取り込んだ栄養素をクエン酸サイクルとして円滑に循環させる働きがあると説明しているのがそれで、梅やかんきつ類、酢に多く含まれている酸味の元なんです。
また、ラムネとラムネ菓子を混同している方も多いようです。ラムネは炭酸の入った甘みのある飲料で、ビー玉が入っていることで有名ですが、ラムネ菓子には、かたくり粉が入っており、水に溶かしてしまうと濁ってしまうため、ラムネのようにはなりません。(炭酸の元になる重曹が入っているかどうかは、ラムネ菓子メーカーによって異なります)
ラムネ菓子20粒分を作る基本的な材料
かたくり粉(or
コーンスターチ) 小さじ1/4 |
水 小さじ2/3 |
ブドウ糖 大さじ3 |
クエン酸 小さじ1/8 多めにすると酸っぱいよ (^_^;) |
※参考情報
・かたくり粉を手作りするレシピはこちら |
Let’s start!
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作り方 |
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1 |
【ブドウ糖】 このブドウ糖は固まりになっていました。氷よりも硬かった…。
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2 |
【粉砕】 もしミキサーが氷を砕けるチタンカッターであれば、粉砕することができます。でも、刃こぼれしても責任もてませーん。はっきり言って、ミキサーが壊れてしまいそうでした。家内にはナイショ (^_^;)
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3 |
【ふるう】 粉砕したブドウ糖をふるいにかけておきます。
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4 |
【糊の準備】 耐熱容器にかたくり粉(またはコーンスターチ)と酸味を出すためのクエン酸を加えて混ぜ込み、、水を加えて、透明になるまで(10〜15秒ほど)電子レンジにかけます。
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5 |
【こねる】 レンジにかけたかたくりの半量(半量です。半量!)と粉砕したブドウ糖を混ぜ合わせます。もし湿っぽくならなかったら、残りの半量(元の1/4)を加え、混ぜ合わせます。(湿っぽくなるまで残りの半量を加えていきます)
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6 |
固まりになっている部分の水分を均質化させるために、ナイフで細かく切り分け、粉状にします。 |
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7 |
ひとまとめに団子状に丸め、棒状に伸ばします。(水分が少な目でボロボロとしている感じがわかりますでしょうか。)これをギュッと固めると、あら不思議、結構固まってしまうんですねぇ。 |
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8 |
【カッティング】 包丁で切り分けます。サクッと切れるはずです。
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9 |
【できあがり】 1日乾燥させればできあがりです。
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ここでの「こつ」
※1 【炭酸】
重曹(炭酸水素ナトリウム)が入っていると、食べたときにシュワーッと炭酸ガスが発生し、口の中にさわやかな清涼感がひろがります。ですが最近のラムネ菓子の成分をみるとこの重曹が添加されているものが減ってきているようです。単に重曹の添加をやめてしまうと炭酸ガスの清涼感がなくなってしまうのですが、これを補っているのがブドウ糖ということです。
もし砂糖の代わりにブドウ糖を入手できるようであれば、ブドウ糖を使ってみて下さい。ブドウ糖は溶けるときに熱を奪うので、すっきり感が得られます。ブドウ糖は薬局で150gのものが298円で売ってました。ちと高い… (^_^;)
※2 【クエン酸】
クエン酸は、薬局で、25gのものが280円程度、500gのものが980円程度で売っています。500gの方がかなり割安ですが、実際に使用する分量を考えると25gの小瓶を買った方がいいでしょう。1回あたり耳掻きで計れる分量程度しか使いませんから…。 (^_^;)
※3 【湿っぽくならなかったら】
ここでかたくり粉を溶いたもの(水分としての役割)を加えすぎると、その数倍のブドウ糖が必要になります。ちょっとずつ加えるのがお勧めです。できあがりの目安としては、ちょこっと握ったときに型くずれしなければオッケーです。しっとり湿らせすぎると、次の工程で丸めたときに水分がにじみ出てきてしまいます。
※4 【サクッと切れるはず】
ボロボロッとくずれるようならほんの数滴の水を加え、水っぽい場合はブドウ糖を加えます。ほんのちょっとの水でもブドウ糖はたくさんとけ込むので、水を加えるときには注意しましょう。
※5 【1日乾燥させれば】
オーブンで焼いて乾燥させようとしたところ、歯がたたないラムネ菓子になってしまいました。乾燥を適度にするためには、自然の力にまかせた方がいいようです。 (*^▽^*)/