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パスタメーカーで作ってみたい「スパゲッティー」
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パスタというのは、小麦粉を卵や水で練ったものの総称で、フェットチーネ、ラザニア(以上幅広パスタ)、ペンネ、マカロニ(以上ショートパスタ)、スパゲッティ、スパッゲッティーニ、カペリーニ(以上ロングパスタ)とその種類は様々です。本場のイタリアでパスタと呼ぶには、『デュラム小麦を100%使用しているもの』 と、法律で定められているそうです。(デュラムセモリナという言葉をよく耳にされるかと思いますが、『セモリナ』とは粗挽きを意味します。)
イタリアーンなパスタを、ピッカピカのパスタメーカーを使って作ってみました。ニュルニュルと伸びて、パラパラと切り分けられてでてくるパスタメーカーを使えば、もう、手打ちパスタの虜 (…いやパスタメーカの虜かも (^^ゞ )
になってしまいます。
パスタ1人分あたりの基本的な材料
(分量は、人数にあわせて単純に2人前なら2倍、3人前なら3倍にします)
用意しておきたい器具
Let’s start!
ここでのコツ
※1 【強力粉】
デュラムセモリナ粉を使いたいところですが、そこいらのスーパーで入手できるものではありません。この場合、強力粉や薄力粉でも代用が可能です。薄力粉100%で作ったパスタは、扱いやすく、できあがりはなめらかに仕上がりますし、強力粉100%で作ったパスタはコシのあるものに仕上がります。またこれらの混合でもいいわけで、このへんはお好み次第というところでしょうか? デュラムセモリナ粉のコシを真似たいということであれば、強力粉100%がお勧めです。強力粉50%、薄力粉50%のハーフ&ハーフ(ビールか (^_^;) )を勧める方も多いようです。
※2 【ぼそぼその状態】
この状態になるまでに小麦粉の塊ができたときは、できるだけばらばらにほぐし、水分を均一にすることを最優先させます。水分のあるところだけを団子状に固めていくと、粉っぽいままの小麦粉が残ったままの状態となり、水分が不均一な部分でグルテンが形成できなくなり、よい麺ができません。
※3 【寝させます】
強力粉で代用せず、本格的にデュラムセモリナ粉を使用した場合は、この『寝させる』工程で、とくに生地がしっとりとします。デュラムセモリナ粉は粉の粒子が粗いため、水分が浸透しにくいのです。
※4 【パスタメーカー (製麺機)】
今回使ったパスタマシーンをインターネットで買えるお店を紹介しておきます。gooとgoogleで検索したときに価格が良心的なお店でした。別売りカッターはいずれも、パスタを作るためのカッターであることはもちろんですが、1.5mmは『そば』、4mmは『うどん』にも使えます。そろえておくと、いろいろと使い分けて楽しむことができますね。なんにしても、このパスタメーカーがあると、人生の楽しみがまたひとつ増えるかもしれません。(笑)
使い終わったパスタメーカーの後かたづけは、水あらいは厳禁で、刷毛やブラシ、つまようじを使って小麦粉のカスを取り除いておきます。
※5 【麺棒】
麺棒は100円ショップで売っています。当然100円です。この機会に買っちゃいましょう。 (^_^;)
※6 【1cmくらいの薄さに伸ばして】
いきなりパスタメーカーで伸ばさない理由として2つあげられます。
・生地をむりやり伸ばすと、生地の繊維であるグルテンがブチブチにちぎれてしまいます。
・生地をむりやり伸ばそうとすると、パスタメーカーにかかる負荷が大きくなり、限度を超えると故障になりまねません。
※7 【分量外の少量の小麦粉】
ただし、小麦粉を振りかけすぎると、次の工程以降で、たたみ込みながら、重ねていったときに、『層』ができてしまい、生地がパイ生地のようになってしまいます。
※8 【生地をローラーにとおす】
ローラーにとおしている間は、ローラーの回転をとめずに、一気にまわして生地を伸ばします。途中でとめると、生地に段差ができてしまうのです。
※9 【試しに1本の麺を噛み、適度な芯がある『アルデンテ』】
パスタメーカ(製麺機)を使わない場合は、どうしても麺が太くなりがちなようです。うどんの麺のようにちょっと太いだけ(約4mm)でも、ゆで時間は15分〜30分と長時間になります。麺のゆで時間は、レシピの時間にとらわれることなく、試食して判断されることをお勧めします。
※10 【ベーコン&きのこパスタの作り方 と カルボナーラの作り方】