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パーティーにもどうぞ「たこ焼き」
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小さい頃に10円をもらって、たこ焼き屋さんへ走った覚えがあります。そのころのたこ焼きは、プラスチック容器ではなくて、薄くスライスした木を使い、船のような形をした容器に入れられていました。そのためか、たこ焼きを注文するときには個数で言わずに、「ひとふね頂戴」とか、「ふたふね頂戴」と言ったものです。
先日、大阪に帰省したときに、たったの100円で8個のたこ焼きを焼いてくれるところがあって感動しました。関東では同じ8個でも、500円くらいしますから...。
35〜40個分の基本的な材料
おいしくするための追加材料
天かす一握り |
紅生姜1/4かけら |
ネギ |
マヨネーズ |
用意しておきたい器具
Let’s start!
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作り方 |
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1 |
【準備】 たこを好みに合わせて※1、5mm角〜7mm角くらいに切っておきます
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2 |
【タネを作る】 ボールに卵を割りこんでとぎほぐし、小さな角切りにした紅生姜を入れ、だしで割ってから、塩味※2を付けて味見をします。ただし、小さい子供がいるのなら紅生姜は入れない方がいいようです。
ここでは、簡素化のため「本だし」を加えています
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3 |
小麦粉とベーキングパウダーを加え混ぜ合わせます。出来上がったたね※3は、こんなんでいいの?と思えるほどやわらかめになっています |
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4 |
【焼く】 コンロの五徳の上に、網焼き用の網を載せ、この上にたこ焼き器を載せて、十分に熱し、油をひいておきます。
たこやきは、たこ焼き器の端の穴から中心部の穴の順にたねを流し込み、1で用意したたこを1〜2個づつ入れて焼きます。
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5 |
たねの端がはがれてきたら※4、くるりとひっくり返し※5て、裏側も焼きます |
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6 |
まんまるで、おいしそうなたこ焼きが焼けてきました |
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7 |
【仕上げる】 焼き上がったら、皿に盛り、ウスターソースと同量のケチャップを混ぜて作ったソースを、はけで置くように塗ります。
ぬるんじゃぁありませんよ、ソースは「たっぷりと置く」のがた・い・せ・つ。
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8 |
【できあがり】 青海苔粉と鰹節を振りかければ、できあがりです
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9 |
お好みに応じて、細かく切ったネギをどっさりとたこ焼きに載せ、マヨネーズをつけながら食べることもできます。
食べ終わったあとのたこ焼き器のメンテナンスはこちら
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ここでの「こつ」
※1 【たこを好みに合わせて】
たこは、小さく切りすぎると、たこがもつせっかくの食感が得られなくなってしまうし、かといって大きく切りすぎると、たこばかりが口の中でごろごろして、おいしくなくなってしまいます。やはり、適度な大きさと量が良いようです。
※2 【塩味】
たこ焼き本体にも塩味を付けておくと、表面に塗るソース味と、バランスの良い味に仕上がります。
※3 【たね】
関西で食べるたこ焼きが、とろけそうにやわらかいことといったら、考えただけでヨダレがでてきます。この秘訣はなんといっても、ケチっている(?)小麦粉の加減でしょうか。小麦粉の量が多すぎると、かちっとしたたこ焼きができ、冷めても型くずれしませんが、とろけるおいしさはなくなってしまいます。
※4 【コンロの五徳の上に、網焼き用の網を載せ】
たこ焼き器と、ガスコンロの五徳との相性は必ずしも良くないようです、、…というか、我が家には2つのたこ焼き器がありますが、この両方とも五徳には載りません。どんなに位置あわせをしても、五徳とたこ焼き器の球面の部分とがガッツンコしてしまい、傾いてしまうのです。
こんなときには、ガスコンロの五徳に網焼き用の網を載せ、その上にたこ焼き器を載せて使います。こうすると次のようなメリットが期待できます。
・安定感バッチリとなる
・ガスの直火が一度網に当たるので炎によるムラがでない
・遠赤外線効果で、じっくりと焼くことができる
※5 【たこ焼き器の端の穴から中心部の穴の順にたねを流し込み】
たこ焼きのたねを、たこ焼き器の端から入れることで、少しでも長く、端っこのたこ焼きを加熱できるようになるため、均一に火をとおすことができます。
※6【たねの端がはがれてきたら】
たこ焼きもお好み焼きも困るのは同じで、「いつひっくり返すか」だと思います。私は、たこ焼きと鉄板が接しているたねの端がはがれてきた時を見計らってひっくり返すようにしています。
※7 【ひっくり返し】
周りに広がっているたねを、たこの型に寄せておき、はがれてきたたねと鉄板の間に千枚通しを差し込んで、周囲をくるくると回しながら下まで突っ込み、たこ焼きが自由に動くようになった瞬間に回転をたてに変えてひっくり返します。
※8 【たこ焼き器のメンテナンス】
たこ焼きをしていると、焦げ付いて仕方がない、、といった状況になることも少なくないのでは? お好み焼きなどは、焦げ付いても、ヘラでこそげば、それなりにひっくり返すこともできますが、たこ焼きはそうもいきません。ぐちゃぐちゃになり、もんじゃ焼き状態になることも少なくないようです。そんなことにならないように、たこ焼き器はきちんとメンテナンスしておきましょう。鍋奉行は、やっぱりここまでやらなきゃぁ… o(^o^)o
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たこ焼き器のメンテナンス方法 |
1. |
汚れを金属たわしで洗い流し、余分な水分をふき取ります。
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鋳物でできているたこ焼き器は、洗剤を吸込む恐れもあるため、よっぽどのことがない限り洗剤では洗いません。 |
2. |
火にかけて加熱し、たこ焼き器についた水分を乾燥させます。 |
3. |
たこ焼き器のそれぞれの穴の底にサラダ油が溜まるくらいまで、たっぷりと塗り込みます。 |
4. |
手で触れるくらいまで、自然に冷却するのを待ちます。
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この間に鋳物が油を吸い込みます。次に使うときにこの油分のおかげて焦げ付きをふせぐことができます。
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冷えすぎると余分な油をとりにくくなるので、手で触れるくらいまでしか冷やしません。 |
5. |
余分な油を拭き取ります。 |
6. |
油分が垂れて周りを汚さないように新聞紙でくるみ、さらに虫等が寄りつかないように、ポリ袋にいれて密閉して保管します。 |