やわらかい口あたりがおいしい「シュークリーム」 |
「シュークリームってカーンタン」と思っていたら、世間一般では、シュークリームは難しい分類に入るという…?? なんで?? っていう感じですが、どうもカスタードを焦がしてしまうとか、シュー皮がうまく膨らまないということが、シュークリームを難しいものとしてイメージさせている元凶ラシイ。。。
家庭での手作りからシュークリーム作りを遠ざけている要因としては、上記のイメージ以外に、、材料の問題が上げられる。シュークリームを作ると、卵の黄身を多く使うことになるため、白身が余ってしまってしまって困る、、、というのがその理由。
そこでお勧めしたいのが、このレシピです。ヒントは、我々はプロではない!! という家庭的なビンボー精神です。 プロなら、ほんの少しの焼きあがりの良否や、発色を気にするかもしれませんが、家庭の手作りはコスト重視!!
↑ って私が言っても、なんの説得力もないなぁ…。一般的には、手作りよりも市販品を買うことの方がはるかに安くなることが多いのですから (^_^;)
「一度は手作りしてみたいおやつ!」 シリーズの紹介です | ||||||
白玉だんご | だんご | わらび餅 | きびだんご | えびせんべい | かりんとう | あめ |
キャンデー | ポテトチップス | 水あめ | スイートポテト | ラムネ菓子 | カルメ焼き | おはぎ |
ういろう | 水ようかん | タルト | フラン | チョコレート | スコーン | シュークリーム |
カステラ | ロールケーキ | マロンクリーム | プリン | カップケーキ | ミルクレープ | スフレ |
シュークリーム約20個分の基本的な材料
用途 | 材料 | |||
シューの皮用 | 水 120cc | バター 80g | 小麦粉 100g | 卵 (全卵 2個、白身3個分) |
カスタードクリーム用 | 牛乳 400cc | 卵黄 3個分 | 砂糖 70g | 薄力粉 30g |
バター 20g | バニラエッセンス 2〜3滴 | |||
ホイップ用 | 生クリーム 100cc | 砂糖 20g | ||
※参考情報 ・バターを手作りするレシピはこちら ・小麦粉を調合するレシピはこちら ・砂糖を手作りするレシピはこちら |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 【オーブンの準備】
オーブンの鉄板に、できるだけ薄く分量外のバターをぬります。バターの包み紙を使うと、伸びもいいですし、余分なバターを使わずにすみます。 |
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2 | 目の細かい茶こしなどを使い、分量外の小麦粉をふるいかけます。 | |
3 | 【黄身の取り分け】
カスタード用の黄身3つ分をとりわけておきます。(残った白身はシューの皮に使います。) |
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4 | 【シューの皮の作り方】
バターに水を加え、煮立たせます。 |
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5 | 火からおろし、小麦粉を加え、しっかりと練ります。 全体がまとまるまで、30秒〜1分ほど練りながら中火にかけ、再び火からおろします。 |
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6 | 全卵2個分と、カスタード用に取り分けて残った白身3個分を、ちょっとずつ加え、その度に十分に混ぜ合わせます。 一度にたくさん加えすぎてしまうと、混ざりにくくなってしまいます。要注意。。。 |
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7 | 絞り袋の先端に口金を入れてから、絞り袋をコップに立たせて、生地を流し込みます。 入れ終わったら、絞り袋の上部は、写真のように輪ゴムでしばっておくと、次の工程で絞るときにラクです。 |
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8 | オーブンを200度で余熱し始めておきます。 鉄板に生地を絞ります。 絞り終えたら、シューの表面に霧を吹きかけてから、まず200度10分で焼き、続けて180度15分で焼き、全体で25分前後で焼き上げます。 オーブンにも特性があるので、焼きが足らないとか、十分に焼けた場合は、時間を適宜調節します。また、焼いている途中にオーブンの蓋をあけると、シュー皮がしぼみますので、絶対に開けません。 |
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9 | 【カスタードクリームの作り方】
鍋で牛乳をあたため始めておきます。 |
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10 | 最初に取り分けた黄身3個分と砂糖を混ぜ合わせます。(牛乳とは、手順の12で混ぜあわせますので、ご注意を…) | |
11 | 黄身と砂糖に、小麦粉を混ぜます。 | |
12 | 沸騰した牛乳を、すりあわせた黄身と砂糖に少しずつ入れ、混ぜ合わせていきます。 | |
13 | 強火にかけながら、こげつかないように木しゃもじなどを使って、こまめに混ぜ合わせます。 表面までプツプツと泡がでるようになって20秒ほどしたら、火からおろし、仕上げにバターを入れて混ぜ合わせます。 |
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14 | 3分ほどして荒熱がとれてから、バニラエッセンスを2〜3滴加えて混ぜます。 | |
15 | 【ホイップの作り方】
砂糖に生クリームを混ぜます。 |
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16 | ホイップの跡形が出るくらいのやわらかさまで、ホイップします。 | |
17 | 【焼き上がったシュー皮】
焼き上がったシュー皮は、手早く網にあげ、余分な蒸気を発散させます。 |
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18 | シュー皮は冷めるとしんなりとしてしまい、切りにくくなるので、熱いうちに上から1/3あたりに切りめをいれます。(切り離しません) | |
19 | シュー皮の中に、カスタードクリームと、ホイップをお好みにあわせていれます。 絞り袋を使って入れる方法もありますが、家庭で作るくらいの少量なら、スプーンでいれる方法のほうが簡単に思えます。 |
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20 | 【できあがり】
今回は、小学5年生のお兄ちゃんと小学2年生のお姉ちゃんが手広く手伝ってくれ、年長さんが応援団になってくれました。できばえはいかがでしょう p(^^)q |
ここでの「こつ」
※1 【分量外の小麦粉をふるいかけます】
小麦粉は、ちょっと多めにふるいかけておき、鉄板を少し傾けて、コツンコツンと衝撃を加えるのがコツです。鉄板の表面を小麦粉が滑り落ち、均一に小麦粉をまぶすことができます。
※2 【小麦粉を加え】
生地をたくさん膨らませたいという場合は、ベーキングパウダー(小さじ1程度)の力を借りるという手もあります。
※3 【しっかりと練ります】
生地が鍋からはなれるようになるまで、しっかりと練らないと、焼いたときに膨らみにくいようです。
※4 【全卵2個分と、カスタード用に取り分けて残った白身3個分】
練りあがりは、木べらですくい上げたときに、すぐに落ちず、三角形になりながら、もったりと落ちるくらいがちょうどいいです。塊のまま落ちるようであれば、分量外の卵をときほぐし、半量ずつくらい加えて様子をみます。
※5 【生地を絞ります】
シュー生地が冷えてしまうと膨らみが悪くなるようですので、焼き工程に入るまでは、テキパキといきましょう。
まずシューの中心になる部分から絞り始め、押しつけるようにしながら、絞り袋を上に持ち上げ、もったり盛り上がるように絞り出すと、きれいなシューの皮になります。
焼き上がると、シューの皮は膨らみますので、生地と生地の間隔は、少なくとも3cmくらいあけるようにします。
参考文献
・ベターホームの手づくりお菓子 ISBN4-938508-04-4
税込定価1,236円
・午後のひとときさんのシュークリームの作り方