幾重にも折り重なった層が美しい「ミルクレープ」 |
ミルクレープの「ミル」は、「Mille :千」と言う言葉からとった日本発祥のケーキらしい。Mille crêpes がその綴り。一方ミルフィーユはフランスの歴史あるお菓子。
このミルクレープを作ろうとフライパンの選定から始めたものの、我が家のフライパンはどれも大家族向けのでっかいサイズばかりで、ミルクレープ用のクレープを焼くには大きすぎとの不満がありました。そこで、このミルクレープのためだけにフライパンを購入しようとテフロン加工の手頃なフライパンを探しましたがみつかりません。
イヤになりかけたところで、卵焼き器のサイズがちょうどだという提言を見つけ、試しに焼いてみたところ、これがぴったり。クレープの生地も適当なサイズだし、均一な厚さにすることもお手軽にできてしまいます。16枚焼いて、最初から最後まで失敗ゼロ!!
後は間にクレープ生地の間に挟むフィリングを、その時の気分で変えれば、バリエーションも楽しめます。
「一度は手作りしてみたいおやつ!」 シリーズの紹介です | ||||||
白玉だんご | だんご | わらび餅 | きびだんご | えびせんべい | かりんとう | あめ |
キャンデー | ポテトチップス | 水あめ | スイートポテト | ラムネ菓子 | カルメ焼き | おはぎ |
ういろう | 水ようかん | タルト | フラン | チョコレート | スコーン | シュークリーム |
カステラ | ロールケーキ | マロンクリーム | プリン | カップケーキ | ミルクレープ | スフレ |
ミルクレープ(4〜5人分)の基本的な材料
クレープ | 小麦粉 120g | 卵 2個(できればLサイズ) | バター 25g |
砂糖 35g | 牛乳 240cc | ||
フィリング | 生クリーム 200cc | 砂糖 30g | |
※参考情報 ・小麦粉を調合するレシピはこちら ・砂糖を手作りするレシピはこちら ・バターを手作りするレシピはこちら |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 小麦粉と砂糖をボウルに入れ、泡立て器で混ぜ合わせます。 | |
2 | 卵と牛乳を加えます。 | |
3 | 泡立て器で均一になるように混ぜ合わせます。 | |
4 | バターを電子レンジで温め、溶かしバターにしたものを加えます。
溶かしバターにする際には、600Wくらいだと初めは15秒で練り混ぜて様子を見ます。マヨネーズくらいの固さを目標にして、まだもし固めのようであれば、5秒〜10秒単位で電子レンジで再加熱します。 |
|
5 | バターを加えたクレープ生地をざるなどで漉します。小麦粉や砂糖で固まりになっているものがあれば、こすりつけてざるの目を通過させます。
時間があるようであれば、この生地を冷蔵庫で1時間程度ねかせておくと、なめらかな生地になります。 |
|
6 | 今回はフライパンとして卵焼き器を使用します。卵焼き器は大きさも手頃で、きれいなクレープに仕上げることができるためです。卵焼き器がなければ、小さめのフライパンを使用したり、大きなフライパンでも中心部に直径15cmくらいの円形になるように作れば大丈夫です。
大さじ2程度の生地を160度〜170度に温めた卵焼き器に注ぎ込みます。 |
|
7 | フライパンの隅まで、クレープ生地を行き渡らせます。 | |
8 | 生地の焼き加減は、フライパンが十分に温まった状態になっている場合は、隅っこの焼き加減で見計らうことができます。
隅っこの生地で薄くなっている端っこの部分がわずかに茶色になってきたら、裏返しの好機です。 |
|
9 | フライ返しを使って、生地を裏返します。
ドキドキの瞬間です。きれいな焼き目がついていますでしょうか!? |
|
10 | 裏面は、焼き目をつけない程度でも大丈夫です。 | |
11 | レシピの分量では、15枚前後のクレープ生地が焼けます。(今回は16枚でした) | |
12 | 生クリームをホイップします。
デコレーションケーキのホイップでは、7分立てから8分だてにしますが、ミルクレープでは若干固めまでホイップしておかないと、切り分ける際に、はみ出てきてしまいます。 |
|
13 | クレープ生地を1枚取り、皿に置き、ホイップを大さじ2ほどずつ塗りつけていきます。 | |
14 | ホイップは均一に塗っておくと切り分けた際に、きれいな層が表れます。 | |
15 | ミルクレープの完成です!! | |
16 | 切り分けてみました。さらに端っこを切り落とせば、円形に仕上げたモノと大差ないできばえにできます。 | |
17 | 分量外の粉砂糖をふりかけ、キウイソースを添えてみました。 |
ここでの「こつ」
※1 【160度〜170度に温めた卵焼き器】
ガスコンロ等の天ぷらモードの付いているコンロを使うと良いようです。我が家のコンロは160度、180度、200度が付いていますが、180度では焦げ目が強くつきすぎましたので、160度を常用しています。使用するコンロの特性に応じて、適切な温度帯を選びます。
※2 【キウイソース】
キウイをサイコロ状に細かくして、キウイの重量の30%の砂糖を加え、600Wの電子レンジで2分30秒で作れます。