焼くだけなので、比較的作り方がシンプルなバターケーキのマーブルケーキ。小学校の頃から、ひとりになると好んで作っていました。
当時使っていたオーブンは、「超高速ガスオーブン」。その名のとおり、ガス式のオーブンですので、点火という作業を伴います。 ガスの元栓を開け、点火レバーをひくと、チチチチッという放電音が鳴り、しばらくするとガスが噴出する音に一瞬遅れて、ボッ!と火がつきます。この様子をじっと点火窓をのぞきながら確認するわけですが、小学生の子供としては、結構ビビリながらの最もコワイ一瞬でした。
ケーキ自体は何の問題もなく、カンタンにできあがるので、両親が買い物から戻ってくる頃にはおやつができているわけです。さて、そろそろおやつの時間にしましょう。
エンゼル型 18cmの基本的な材料
Let’s start!
エンゼル型や蛇の目型(サヴァラン型)もしくは、クグロフ型のケーキの型に分量外のバターをぬり、表面に分量外の薄力粉をふるいかけます。
オーブンを160度に予熱しておきます。
バターを室温に戻し、マヨネーズ程度のクリーム状に練っておきます。 また、ベーキングパウダーがある場合は分量を用意し、薄力粉と均一に混ぜ合わせておきます。 (ベーキングパウダーは入れなくても大丈夫です。そこそこ卵の力で膨らみます。。。)
※あるサイトに、混ぜすぎるとグルテンがでてきてしまい、生地に粘りがでることから生焼けにつながるということが書いてありました。ここでは写真のようにサックリと混ぜるに止め、若干粉っ気が残るくらいで大丈夫です。
160度のオーブンで45分で焼き上げます。 ※パイレックスなど熱伝導性の低い容器を使う場合は、最初180度で20分焼き、160度に落として25分くらいの合計45分がお勧めです。
焼き上がったら、竹串を差し込んで生焼けになっていないか確認します。生焼けになっているようなら10分程度追加します。 焼き上がっていれば、速やかに型から出して冷まします。
懐かしーぃ!!小学5年生のころに留守番中にガスオーブンで仕込んだマーブルケーキの味わいを思い出します。
ここでの「こつ」
※1 【グルッと1周】 ココア生地は、まだら状になるくらいが、できあがりはきれいになります。1周以上混ぜないことを強くお勧めします。
参考文献 1.ベターホーム出版局 焼くだけのお菓子 マーブルケーキ 2.ドイツの家庭のケーキと料理 さんの マーブルケーキ