スペイン語で誰にでも簡単に作れるという意味の「チュロス」 |
チュロス(churros)は、スペインの軽食で、スペイン語で「誰にでも簡単に作れる」という意味があります。スペインではれっきとした朝食として食べられており、日本でいうところのお酒のあとのラーメンのような感覚でも食べられています。
本場スペインのチュロスはシナモンシュガーではなく、塩味であり、一般的にはこの塩味のチュロスをチョコレートドリンクにつけて食べます。砂糖がまぶされた甘いチュロスは、スペイン領だったメキシコ経由でアメリカから伝来したチュロス。チュロスがおなじみになっているディズニーランドはアメリカですもんね。そういえばユニバーサルスタジオジャパンでもいろんな甘いチュロスが販売されていました。
チュロスの特徴でもある星形の断面。これっていろんな断面があってもいいんじゃないか、とか思ったりしますが、ちゃんと理由があります。チュロスの生地は比較的しっかりした生地で、これを高温のオイルで揚げるのですが、揚げるときに生地が急激に膨張して破裂することを避けるための形状になっています。星形は表面積が大きいので、均一に加熱ができ、生焼けの部分が残らないので破裂を防ぐようです。
「一度は手作りしてみたいおやつ!」 シリーズの紹介です | ||||||
白玉だんご | だんご | わらび餅 | きびだんご | えびせんべい | かりんとう | あめ |
キャンデー | ポテトチップス | 水あめ | スイートポテト | ラムネ菓子 | カルメ焼き | おはぎ |
ういろう | 水ようかん | タルト | フラン | チョコレート | スコーン | シュークリーム |
カステラ | ロールケーキ | マロンクリーム | プリン | カップケーキ | ミルクレープ | スフレ |
チュロス約10個分の基本的な材料
チュロスの生地用 | 薄力粉 100g | 砂糖 大さじ1 | 塩 少々 | オリーブオイル 大さじ2 |
水 100cc | 卵 Mサイズ1個 | |||
チュロスへのトッピング用 | グラニュー糖 | 他 チョコレートなど | ||
※参考情報 ・小麦粉を調合するレシピはこちら ・砂糖を手作りするレシピはこちら |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 【絞り袋の用意】
絞り袋の先を絞り口金にあわせてカットし、内側から星形の絞り口を入れます。 絞り口を入れた絞り袋の先を折り返し、これを縦に長い大きめのコップに入れて、生地ができたときに流し込みやすいように準備しておきます。 |
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2 | 【生地作り】
薄力粉と砂糖を計り入れ、塩少々を加えて均一に混ぜ合わせておきます。 |
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3 |
鍋に水とオリーブオイルを計り入れ、沸騰させます。 |
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4 | 水とオリーブオイルが沸騰したら火からおろし、小麦粉と砂糖を混ぜ合わせたものを加えます。 | |
5 | ケーキならサクサクっと簡単に混ぜて終わるところですが、しっかりと練ります。 | |
6 | しっかりと練って全体がまとまってきたら、再び中火にかけます。 | |
7 | 30秒〜1分ほど練った後、火からおろします。 | |
8 | 別容器で卵を割り込み、黄身と白身を十分に撹拌してから、ちょっとずつ加えます。 | |
9 | 卵を加えたら、その度に十分に混ぜ合わせます。
一度にたくさん加えすぎてしまうと、混ざりにくくなってしまいます。要注意。。。 |
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10 | 用意しておいた絞り袋に、生地を入れ込みます。
固めの生地なので流し込むというより、団子をぼたぼたと落とし込むという感じになります。 |
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11 | 入れ終わったら、絞り袋の上部を輪ゴムでしばっておきます。
絞り袋は準備の際に先端を折り返していたので、生地が先端まで届いていません。 |
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12 | 輪ゴムで縛った部分からねじりつつ、生地を口金の先端ギリギリまで、押し出しておきます。 | |
13 | 高温に耐えられるクッキングシートに生地を好みの形に絞り出します。このクッキングシートと生地をまるごと揚げ油に入れますので、適度な大きさにしておきます。
絞り袋から切り離す際は、はさみで切るといいでしょう。 |
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14 | 160度に加熱した揚げ油へ、生地を載せたクッキングシートまるごと入れます。 | |
15 | しばらくこのまま揚げます。 | |
16 | 数十秒もすると、クッキングシートから生地がはがれやすくなるので、はがします。
1分ほどしたら、温度を200度まで上げ、好みの小麦色に色づいたら油から引き上げます。 |
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17 | アメリカ合衆国チックに食べるならグラニュー糖をふりかけ、できあがり。
※スペイン式に食べるなら、グラニュー糖をふりかけず、ホット・チョコレートに浸してたべるのもオツかも。 |
ここでの「こつ」
※1 【絞り口を入れた絞り袋の先を折り返し】
生地を流し込んだ時に、漏れ出すのを防ぐため、絞り袋の先を折り返しておきます。
※2 【生地を載せたクッキングシートまるごと入れます】
揚げ油の上で絞り袋から絞り出そうとすると、揚げ油に触れた生地から急激に高温の水蒸気が発生し、やけどをしかねません。そこで、絞り出しをクッキングシートの上で行っておき、揚げ油に入れ込む手順にしています。
※3 【ホット・チョコレート】
ホット・チョコレートの作り方
1.チョコレート 30gを細かく刻んでおく
2.牛乳 100cc
3.コーンスターチ小さじ1杯
小鍋に細かく刻んだチョコレートと牛乳、コーンスターチを入れて泡立て器で混ぜながら加熱し、チョコレートを溶かします。チョコレートが溶けて、とろみがついてきたら完成。マグカップに入れて、チョコフォンデュのようにチュロスの先端をホットチョコレートに浸しながら食べます。
チュロスの生地もシンプル(薄力粉 120g、塩 小さじ1/2、水 200ccを練ってオリーブオイルで揚げる)となることが多いようです。塩を入れた水を沸騰させ、小麦粉を一気に入れて火からおろし、ひとかたまりになったら絞り袋から絞り出してオリーブオイルで揚げて作ります。
※4 【Churros Porras(チュロスとポラス)】
スペインでは、チュロスは細めのリング状になっており、ポラスは大きな渦巻状に作ったものを適当な長さに切っているもので太めの棒状になっています。形状が異なるだけで、同じ生地で作られます。
参考文献
・ベターホームの手づくりお菓子 ISBN4-938508-04-4
税込定価1,236円
・Discovery Tokyo Disneyland さんの チュロスの作り方
・おいしい手づくりコミュニティ 生協の宅配パルシステム さんの 「チュロス」のレシピ
・セニョーラ・あ〜の気ままな食卓「おうちで楽しくスペイン料理」 さんの チュロス(チューロ)
・農林水産省 さんの チュロスについて教えてください。
・AIR-G' FM北海道 80.4 さんの 「チュロス」のお話
・セビリアとカディスのスペイン語学学校 さんの チュロス(スペイン風揚げドーナツ)のレシピ
・スペインの美味しい食卓から さんの チュロス・イ・ポラス