アルコールストーブ「火力調整が可能」 |
アルコールストーブの用途が、湯沸かしに限定する方の場合は、火力調整機構は必要ないのかもしれません。
しかし、インドアでソーセージや椎茸を焼いてビールで乾杯したり、アウトドアでご飯を食べたくなって炊飯がしたくなったときに必要となるのが、火力調整なのです。とにかく力尽くでもなんでも、火力を微弱〜中火程度に抑えたいわけですから、どんな手を使っても構いません。
ここで注意しなければならないのは、アルコールストーブが燃焼するしくみです。アルコールストーブは、そこそこ揮発するアルコールが燃焼することで連続的に燃え続けるわけですが、アルコールストーブが反射熱などで受ける熱が多いと、アルコールが連続的に揮発する量が増え続け、ある一定の量を超えると、爆発的に燃焼を拡大する境界値があります。
この境界値はアルコールストーブ本体の個体によるものと、五徳などアルコールストーブを囲う周囲環境によるものとの2つの条件で決定されることから、どういう使い方をするかによっても左右されることになります。
2-3.【火力調整が可能】評価ウェイト 10ポイント
別途ご紹介する予定の「飲み口を加工した開口蓋」をいくつかバリエーションとして用意し、希望する炎に抑えることができます。この「飲み口を加工した開口蓋」により、ろうそくの炎から最大火力までの間で火力調整できるようになることから、「はじめちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋とるな。」といった中火、弱火も駆使できます。これはアルコールストーブとしては画期的なことなので、10ポイントの評価ウェイトになっています。
--------- 目次 ---------
1. | アルコールストーブのタイプ バリエーション | |
2. | 当サイトで製作するアルコールストーブをばっさり比較 | |
2-1. | 五徳は不要 | |
2-2. | 本燃焼までの早さ | |
2-3. | 火力調整が可能 | |
2-4. | 燃費の良い内炎式 | |
2-5. | 炎の形が際立っている | |
2-6. | 材料調達コスト | |
2-7. | アルコールの回収性 | |
2-8. | 絵柄が倒立していない | |
2-9. | 尖った部分がないこと | |
3. | アルコールストーブの作り方 | |
3-1. | 第1世代 ベーシックモデル | |
3-2. | 第2世代 毛細管現象を活用した高火力モデル )(TETKの徒然なるまま) | |
3-3. | 第3世代 オリジナル1 「製作コスト削減モデル」 | |
3-4. | 第4世代 オリジナル2 「火力調整モデル(お勧め)」 | |
4. | 五徳の作り方 | |
5. | 第4世代用 火力調整金具の作り方 | |
6. | アルコールストーブ四方山話 | |
6-1. | カッティングのカッターの刃の進行方向 | |
6-2. | 内側パーツ(中込パーツ、隔壁パーツ) | |
6-3. | 風防の検討、輻射熱の検討 | |
6-4. | 鍋敷き | |
6-5. | アルコールストーブ本体、コッヘル、風防のスタッキング | |
6-6. | アルコール運搬用ボトル | |
6-7. | 着火具 | |
7. | さぁ、アルコールストーブを使ってクッキングしよう! | |
7-1. | お湯を沸かして、カップヌードルタイム、コーヒータイム | |
7-2. | さぁ、おなかが減ったぞ 炊飯だ! |