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栗の季節になったらたっぷりたらふく「マロンクリーム(マロンペースト)」
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栗ごはんに焼き栗、蒸し栗にすることはあっても、なかなかマロンクリームにするというのは敷居が高いものかも。 でももしですよ、もし、モンブランのようにケーキの上にちょこんと乗っかっているマロンクリームをたっぷりたらふく食べられのなら、一度、自分で作ってみてもいいんじゃないですか!?
製作工程は意外とシンプル。皮付きのままゆでて、2つに切ってスプーンでくり抜く。いちど煮てから潰したものを裏ごし。あっ、やっぱり複雑かも(笑)。
でも、目の前にモンブランのマロンクリームが山のように積み上がっている様は、夢にまで見た光景です。それをイザ自分のモノに!!
マロンクリーム(マロンペースト)400gの基本的な材料
栗 1ネット
(600g入りを購入し、くり抜いた栗は400gになりました) |
砂糖 … くり抜いた栗の40%(今回は栗が400gだったので、160g) |
牛乳 … くり抜いた栗の50%(今回は栗が400gだったので、200cc) |
※参考情報
・小麦粉を調合するレシピはこちら
・砂糖を手作りするレシピはこちら
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Let’s start!
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作り方 |
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1 |
【お店でゲット】
残暑、台風と9月のイメージは決して良いものばかりではありませんが、秋の味覚の季節でもあります。
完成したものは冷凍庫で保存も可能ですので、栗をみかけたら、即購入してマロンクリームを作り置きして、いろんなケーキにトッピングしましょう。 |
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2 |
【洗う】
栗はいったん下に落ちたものも含まれる可能性があるので、ざっと洗います。
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3 |
【皮付きのままゆでる】
洗ったものは、皮を剥かず、そのまま茹でます。
たっぷりのお湯を沸かし、沸騰してから栗を入れます。ゆでる時間は再沸騰してから約1時間です。
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4 |
【ザルにあげて湯切り】
2つに切り分ける際にヤケドをしないよう、一旦ざるにあげ、冷却の準備に入ります。
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5 |
【急冷】
ボールに水をはり、栗を入れて急冷します。水を2〜3度入れ直し、十分に冷めたら次の切り分け工程に移ります。
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6 |
【2つに切り分ける】
栗を2つに切り分けます。
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7 |
【スプーンで栗をくり抜く】
栗の実の部分と皮の部分の間にスプーンを滑り込ませて、栗の実を皮からくり抜きます。
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8 |
だんだんと栗の山が盛り上がってきます。
面倒くさい作業ですが、やったなら、やった分だけ栗が山積みになってきますので、やり甲斐も十分!!
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9 |
【栗の殻】
えっと、栗のカラ、すなわちここではゴミですが、じっと見てると栗の実の方よりもいかにも栗っぽくて、たくさんの栗を扱ったという達成感を味わえたりします。 (笑) |
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10 |
【砂糖と牛乳を加える】
いったんここで栗の実の重量を量ります。
この栗の重量400gに対して、砂糖40%(160g)と、牛乳50%(200cc)を加えます。
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11 |
【煮込む】
中火にかけ、煮詰めます。
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12 |
【ミキサーで粉砕】
全量を5回くらいに分けるような分量に小分けし、ミキサーで粉砕します。
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13 |
【裏ごし】
スプーン1杯程度ずつ裏ごしします。
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マロンクリームの完成です!! |
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【味見】
今回はマロンクリームの絞り出しの口金がなかったので、たっぷりのマロンクリームをどさっとロールケーキの中に詰め込むことにしました。
ロールケーキの向こう側1/3は、カスタードクリームと生クリーム。おいしい組み合わせはマロンクリームに軍配があがりました。!!
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これを切り分けると、まるで金太郎飴。
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ここでの「こつ」
※1 【栗を2つに切り分け】
もし包丁が入りにくいようなら、いったん、包丁の尖った部分で小さな穴を開け、その穴に包丁の刃の部分をスライドさせながら切っていくと、スーッと包丁が入ります。むやみに力は入れずに済み、栗がひしゃげることを回避できますよ。
※2 【栗の実を皮からくり抜きます】
変色しているような部分は、ちょっと味見してみて、もしイヤな味がするようなら除いておきましょう。虫食いの部分って、やたらとマズイんですよね〜っ。その不味さが全体に影響することは阻止せねばなりません!
※3 【栗の実の重量を量ります】
今回は1ネットには600gが入っていましたら、栗の皮を剥いて色が変色しているような部分を除くと、全量が400gになりました。この栗の重量400gに対して、砂糖40%(400g×0.4
= 160g)と、牛乳50%(400g×0.5 = 200cc)を加えます。
※4 【煮詰めます】
「煮詰め」ですので、水分を飛ばすことを目的として、水分がちょっと減ったかな、というくらいとなりますが、時間にして10分くらいで大丈夫です。
※5 【分量に小分けし】
手間をはぶいたつもりで、一度にミキサーに入れて粉砕しようとしても、マロンのねっとりさのため、うまく粉砕できません。ミキサーのカッターが空転を始めるためです。面倒なようでも、できるだけ小分けして、よりたくさんの栗が粉砕できた状態にできるようにします。
ただし、ここでは荒削りでかまいません。粉砕できずに残った栗は、次の裏ごしの工程できっちりと木目の細かい状態までつぶすことができますので。。。