さわやかな北国の風を感じるつぶつぶ「りんごジャム」 |
中国ではある企業が「青森」という名称を果物・野菜など複数の商品分野にわたって商標出願したことがあり、万一これが商標として認可されてしまったとすると、日本の青森のりんごは中国に輸出する際には「青森りんご」としては出荷できなくなる事態もあり得たらしい。結局青森県の異議申し立ておよび県以上の地名の商標化には制限があるなどの判断から、「青森りんご」のブランドは守られたそうだが、そこまでするか!?というところです。
逆に言えば、「青森」という名称に、製品としての魅力や品質などプラスアルファとなる部分があるからこそ、こういった思惑をもつ輩のターゲットとなるわけで、うかうかしていられない今のご時世を象徴的に表した事件だったと思います。
これからも青森に限らず東北地方のおいしいりんご etc. を提供していただける農家の方に感謝しつつ、正当な権利とその結果としての収入を守って頂けるよう願ってやみません。さて、固い話は別として、りんごジャムはうまかよーっ!!
食卓を彩る 「フルーツジャム」 シリーズ の紹介 | ||||
いちごジャム | キウイジャム | りんごジャム | パパイヤジャム | マンゴージャム |
ブルーベリージャム | 桑の実ジャム | ブドウジャム | 洋梨のコンポート | いちじくのコンポート |
りんご2個(約300g)で作る基本的な材料
りんご 2個くらい |
砂糖 皮を剥いて芯をとった後のりんごの重さ(300g)の30% ⇒90g |
レモン等 りんごが褐色に変色するのを防ぎます(なければなくっても大丈夫) |
シナモン お好みでどうぞ |
※参考情報 砂糖を手作りするレシピはこちら |
用意しておきたい器具
ジャムを保存するための瓶 |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 紅玉、ふじ、王林、津軽、デリシャス、ジョナゴールド、スターキングとりんごにもいろいろな種類があり、いろいろな味のジャムが作れます。今回は写真の「ふじ」でりんごジャムを作ります! ※作り方は、共通です。それぞれのりんごで、どんな味の違いがあるのか、試してみるのもイイかも! |
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2 | りんごの皮を剥いて、4等分にしてから芯を取り除き、さらに2つにスライス(つまり8等分)したものを薄切り(銀杏切り)にします。
サイコロのようにダイス切りにしてもいいです。市販品の中には、ダイス切りしている製品もあります。 |
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3 | 大きなボールにりんごの分量の30%相当の砂糖を計り入れて、銀杏切りにしたりんごを加えます。 | |
4 | スプーンなどを使って、ボールの底から均一になるように混ぜましょう。 | |
5 | するとすぐにりんごに含まれる水分がにじみ出てきて、写真のように透明になってきます。 | |
6 | これを煮込む鍋にいれます。
りんご味の砂糖水も、ゴムヘラなどを使って余さず入れます。 |
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7 | りんごの変色防止に有効なレモン果汁を加えます。
レモン果汁は変色を抑えるだけでなく、ちょっと変色しかかっていても、元に戻す効果もあるようです。 |
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8 | はじめは弱火にかけます。 | |
9 | 鍋の底に接触している砂糖が溶けて、砂糖水がでてきたら徐々に中火にして、煮込んでいきます。 | |
10 | シナモンスティックやシナモンの粉末はお好みで入れて下さい。好きずきがいろいろある香辛料ですんで。。。
もちろん無くっても、ぜんぜん構いません。 |
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11 | 15分くらい煮込むと、りんごが半透明になります。お好みの固さになったら火を止め、すぐに次の瓶詰めを行います。 | |
12 | 除菌を兼ねてジャムが熱いうちに、瓶に詰めます。 | |
13 | おおーっ、うまそう! りんごジャムのできあがり | |
14 | ジャム三種として、このりんごジャム(左手前)と、いちごジャム(右奥)、キウイジャム(右手前)との集合記念撮影です。
いろいろな種類のジャムを作り、それぞれの味わいの違いを楽しんでみませんか!! |
ここでの「こつ」
※ 【りんごの変色防止に有効なレモン果汁】
りんごが変色するのは、ポリフェノールという成分が、包丁が入ることによって細胞に含まれている酵素の働きを受け、茶色に変色してしまうことにあります。一般的には、塩水にくぐらせることでこの酵素の働きをとめますが、若干でも塩味がついてしまうことが欠点です。
一方、ジャムの場合、酸味との相性が良いことから、レモン等を加えることで酸味を得ると共に、このレモンに含まれる「酸」の働きで、ポリフェノールの酸化を抑止でき、変色を抑えることにつながります。
※ 【お好みの固さになったら火を止め】
市販のジャムのようにドロドロにまで煮くずらませず、手作りではりんごの原形が残っているくらいのものを楽しむというのも1つの手!どっちかというと、果実の原形が残っている方が、高級感を漂わせることもできるしネ!