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酸味がソーセージ料理にぴったり「ザワークラウト」

 ザワークラウトに使うハーブのキャラウェイシードは、恋人を引きとめる魔法の力があると信じられているだけでなく、消化促進の働きがあることから、ソーセージ料理など、脂肪分の多い肉料理には、うってつけのハーブです。他にも食欲不振にも効果的で、ティーとして飲むハーブでもあります。

 またキャベジンコーワの名称でおなじみの胃腸薬は、キャベツが多く含むビタミンUを配合していることからこの名が付けられています。キャベツには、ビタミンU以外にも、2枚の葉にはレモン2/3個分のビタミンCを含み、ビタミンKは野菜のなかで一番の含有量(800ug/100g)だということです。

 こんな材料で作るザワークラウトですから、ソーセージ料理などの付け合わせとして使うことはもちろん、普段の料理にも酸味のある食材として使っていきたいですね。

「もう一品、そんなときの為に漬け物!」 シリーズの紹介
ぬか漬け たくあん しば漬け べったら漬け かぶら寿司
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かぶの千枚漬け いかの塩辛 キムチ 辛子明太子 ザワークラウト
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ザワークラウトの基本的な材料

キャベツ 中1個(1kg) 塩 (キャベツ+水)の重量比2% 24g キャラウェイシード 小さじ1/2
粒こしょう 2粒 ローリエ 2枚 唐辛子 1本
水 200cc 他 お好みに合わせてディルシードやセロリなど
※参考情報
  ・塩を手作りするレシピはこちら

 


Let’s start!

作り方  
【香辛料の調味液を用意】

 左からローリエ、唐辛子、キャラウェイシード、粒こしょう。
 他にディルシードやセロリを入れる方もいるようです。

 すりこ木で粒こしょうを粗挽きし、ローリエは手でちぎり、唐辛子は種を除き調理ばさみで細切りにして、塩を加えます。
 他にお好みでディルシードやセロリなどを加えるならここで入れておきましょう。
 水を加えてしっかりと混ぜて塩を溶かしておき、香辛料の調味液とします。
【キャベツの用意】

 キャベツをきれいに洗います。

 0.5cm幅〜1cm幅のざく切りにします。
【香辛料とキャベツをあわせる】

 ざく切りにしたキャベツに香辛料の調味液を加えます。

 調味液の中で、軽くもんでおきます。
 重石をします。
 半日から1日たつと、キャベツの表面まで水面が上がってくるはずです。こうなれば表面が空気に触れないようにラップで覆い、重石を軽くします。
10 【発酵】

 18度〜20度程度の室温だと5〜7日間、20度〜25度だと3日間くらい置いておけば酸味もでてきて食べ頃になりますので、その後8度〜10度の場所(冷蔵庫など)で熟成させます。(冷蔵庫に入れれば、2週間くらい保存できます。)

11 【できあがり】

 食べる前に、よく絞ってから使います。

12 【調理方法】

 やっぱりソーセージと合わせたい ヽ(^。^)丿  ソーセージといっしょに煮込んでもいいし、あたためたソーセージに付け合わせても…。ソーセージもやっぱり自家製!!    ビールでカンパーイ   ( ^_^)/□☆□\(^_^ )  

     

ここでのコツ

※1 【普段の料理にも酸味のある食材として使っていきたい
 ザワークラウトには、ここで紹介した発酵させて酸味を作る方法と、酢などの調味液漬けの形で作る方法の2つの作り方があります。調味液漬けの方法を簡単に下記で紹介しておきます。

即席版ザワークラウトの材料

キャベツ 中1個(1kg) 塩 キャベツの重量比2% 20g キャラウェイシード 小さじ1/2
粒こしょう 2粒 ローリエ 2枚 唐辛子 1本
酢 50cc 砂糖 20g 白ワイン 30cc

 

作り方

1. キャベツを洗い、0.5cm〜1cmのざく切りにする。
2. キャベツに塩を加え、塩もみして、しんなりしたら、水気を絞る
3. キャラウェイシードとつぶした粒こしょう、手でちぎったローリエ、唐辛子を混ぜ合わせる
4. キャベツに3.の香辛料を加え、弱火で加熱する。
5. キャベツから水分がでてきたら、仕上げに砂糖や酢、ワインを加えて味をなじませればできあがり。

※2 【表面が空気に触れないよう
 空気に触れた表面には、シロカビや産膜性酵母が発生しやすくなります。このため、空気から遮断させます。

※3 【警告】
 注意喚起です。手作り食品のなかでも発酵食品は、器具や器具を扱う手などに雑菌がついていると思わぬ事故を招く場合があります。衛生には十分に気をつけて、楽しい食品づくりを心がけるようにしましょう。また、嫌な臭いがちょっとでもしたら口にするのは止め、廃棄する勇気をもちましょう。何事も自己責任の意識をもって行動してください。

参考文献
 ・S&B エスビー食品株式会社さんのS&Bセレクテッドスパイスのホームページ
 ・おいしい漬物を自分で漬けたい!さんのザワークラウト
 ・辻学園グルメレシピ集さんのホームレシピ「ザワークラウト」

 


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