かぶの千枚漬けの頁へ  最初の頁へ戻る  白菜漬けの頁へ

秋冬になったら楽しめるカリコリ「かぶの浅漬け」

 かぶは、根と葉で異なった栄養成分を摂取できるとのこと。白い根の部分はビタミンCを多く含み、でんぷんや消化酵素のアミラーゼを含んでおり、葉はカロチン、ビタミンC、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維などを含んでいるといったことなので、根の部分は淡色野菜、葉の部分は緑黄色野菜に分類されます。

 浅漬けにすると、この両方を一度に食べることができますし、浅漬けだとビタミンCを壊さないという利点も生かせます。和食の添えものとして、また洋食を食べた後の〆の白ごはんのお供としてかぶの浅漬けをストックしましょう。

「もう一品、そんなときの為に漬け物!」 シリーズの紹介
ぬか漬け たくあん しば漬け べったら漬け かぶら寿司
ぬか漬け たくあん しば漬け べったら漬け かぶら寿司
かぶの千枚漬け いかの塩辛 キムチ 辛子明太子 ザワークラウト
かぶの千枚漬け いかの塩辛 キムチ 辛子明太子 ザワークラウト

かぶの浅漬け(塩漬け)の基本的な材料

かぶ 1袋(3〜5個) 水 100cc
塩 かぶと水の合計重量の3.5%
※参考情報
  ・塩を手作りするレシピはこちら

Let’s start!

作り方  
【かぶの用意】

 真っ白でみずみずしい葉っぱのカブをお店で見かけたら、カブを塩で浅漬けにしてみましょう。

 まん丸いカブの下に伸びている 『ひげ状の根っこ』 を切り落とします。
 葉の部分がバラバラにならないように、白いカブ寄りの部分で切り離します。
 葉を切り落とした断面に十字に切り込みを入れ、漬け上がりが均等になるようにします。
 葉の根本の白いカブの部分を切り落とし、葉をバラバラにして、砂を噛んでいる可能性のある部分を捨てます。
 分量の塩の半量を取り、漬け物容器に入れたカブと葉に振りかけ、残りの半量の塩を水に溶かし加えます。
 漬け物容器に圧力を加え、1日〜2日ほど、常温に置いて発酵させます。
 漬け始めてまる1日くらい経つと、水があがってきますので、発酵していない単なる塩漬けとして食べ始めることができますが、できれば、漬けはじめから2日ほど経過すると、発酵もすすんできて、酸味もでてきておいしく頂くことができます。
 漬けあがったあざやかなカブの浅漬け(塩漬け)です。

 この段階では食べられないことはありませんが、まだ発酵が浅く、とがった塩味を強く感じます。できれば次の工程をこなし、漬けはじめから3日目あたりから食べることをお勧めします。

10  食べきれない場合は、いったん、ジップロックやポリ袋に入れ替えて、表面の空気を抜いた上で冷蔵保存します。
11  漬け初めから7日が経過したカブの浅漬け(塩漬け)です。10日前後で食べきるようにします。
12  カブの白い根の部分は3〜4mm厚さ、葉の部分は5〜6mmの細切れにして、漬け物皿に盛ればできあがり。
     

ここでの「こつ」

※1真っ白でみずみずしい葉っぱのカブ
 カブの表面が一部茶色になっているものは、浅漬けにすると、さらに茶色の部分が広がります。できあがりの香りにも影響するようですので、痛みの少ないものを選びます。

※2 【白いカブ寄りの部分で切り離し
 葉の付け根を残すと、土を噛んでいることがあります。衛生面もありますが、漬け物としてできあがった際に嫌なジャリジャリ感につながることを避けるためです。

※3 【表面の空気を抜いた上で冷蔵保存
 空気が抜け切れていないと、ぬか漬けのときにでる好気性の酸膜性酵母が発生し、透明度が下がったり、嫌な匂いがついてしまいます。

※4 【警告】
 注意喚起です。手作り食品のなかでも発酵食品は、器具や器具を扱う手などに雑菌がついていると思わぬ事故を招く場合があります。衛生には十分に気をつけて、楽しい食品づくりを心がけるようにしましょう。また、嫌な臭いがちょっとでもしたら口にするのは止め、廃棄する勇気をもちましょう。何事も自己責任の意識をもって行動してください。

 


かぶの千枚漬けの頁へ  最初の頁へ戻る  白菜漬けの頁へ