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ふんわりモチモチ「はんぺん」

 はんぺんの名前の由来として2つの説明がありました。1つめは、駿河の国の半平さんが魚のすり身で作ったからはんぺいになったという説。2つめは、お椀の蓋を使って、半月形にかたどり、平らにならしたから半平になったという説です。他にも諸説あるようですが、こういったルーツをたどるのもおもしろいですね。

 はんぺんは、おでんの汁をたっぷりと吸い込めばとってもおいしいのに、煮込み始めは上に浮いてばかりで、なかなか汁を吸おうとしないくせ者です。でも汁を吸い込んだあとのそのうまみと、ソフトな口当たりは最高です。


はんぺん2枚分の材料

 タラの切り身130gから100gのすり身がとれます 大和芋 大さじ2 卵白 1/2個分 
 砂糖 4g  みりん 小さじ1  塩 2g   
※参考情報
  ・砂糖を手作りするレシピはこちら
  ・みりんを手作りするレシピはこちら
  ・塩を手作りするレシピはこちら

Let’s start!

作り方  
【魚のすり身を作る】

 冷凍のタラなど、白身魚をミンチ状に切り刻みます。はんぺんは、かまぼこと違って、ふんわりと仕上げたいので、弾力のでない身ほど良いので、新鮮で高価な刺身用の魚などを用意する必要はありません。冷凍のタラで十分です。

 縦方向に刻んだら、次は包丁を直角に入れ替えて横方向から刻むといった方法で、10分以上繰り返し刻み続けます。フードプロセッサーがあれば楽なんだけどなぁ…。
 ミンチ状にした魚のすり身は、なめらかになるように、30分程度、すり鉢を使ってしっかりとすりつぶします。 フードプロセッサーがあっても、すり鉢でしっかりとすりつぶす方がなめらかになるようです。
【白身を加える】

 卵の白身を加えて、さらにすりつぶします。

【みりんと砂糖を加える】

 みりんと砂糖を加え、さらにすりつぶします。白いはんぺんを作りたければ、上白糖の利用がお勧めです。

【大和芋をすりつぶす】

 大和芋をすりつぶします。芋は水分の多い長芋よりも、うまみがあって、ねっとり感のある大和芋がおすすめです。

 大和芋を加えると、すりつぶすときに空気を含むようになります。ここでたくさんの空気を含むように丹念にすりつぶしておくと、ふんわりとしたはんぺんになります。手をぬくと 「つくね」 になってしまいますよ。

 最後に塩を加え、しっかりと混ぜ合わせます。かまぼこと違って、弾力をだす必要はないので、『座らせる』 工程を踏まず、すぐにゆでる準備にとりかかります。

 クッキングシート(オーブンシート)とホッチキスですり身を入れる容器を作り、すり身を塗りつけます。1cmくらいが火のとおりも良く、適当でしょう。 

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【ゆでる】

 沸騰したお湯にクッキングシート(オーブンシート)の土台ごと入れ、約10分間茹でます。

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【できあがり】

 できあがりです。見栄えが悪かったので、ちょっと整形してあります (^_^;)  まぎれもなく 「つくね」 ではなく、はんぺんです。

     

ここでの「こつ」

※1 【冷凍のタラで十分
 はんぺんは、弾力よりもふんわりとやわらかいことが必要となります。そこで古来よりはんぺんの材料には鮫が使われていたようです。ところが鮫の価格が上昇するとともに、冷凍のタラのすり身が下落したため、タラのすり身が使われるようになりました。

参考文献

 紀文さん http://www.kibun.co.jp/はんぺんのできるまで
 練り物共和国さん http://www.daimaru-s.co.jp/front.html のはんぺん城 http://www.daimaru-s.co.jp/hanjo1.html

 


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