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麹を手作り「麹室 第2世代」

 麹を仕込んで味噌やしょう油を作りたいということで、麹室をつくりました。ただ最初に作った第1世代の麹室は、ほんのちょっと小さかったのと、熱気を排気する構造にしていなかったため、しょう油用の豆こうじを作ろうとすると、発酵熱を放熱しきれず、温度が暴走し、納豆菌が繁殖してしまうザマでした。

 そこで、麹菌だけをうまく繁殖させたいという希望から作ったのがこの第2世代です。多少の重量にも耐えるように、木材を使いました。また換気口を設けることで、発熱量の大きなしょう油用の豆こうじも作れるようにしました。味噌用の米こうじであれば、段ボール製の第1世代で十分ですので、そちらもみてみてください。第1世代は作りも簡単ですので、すぐに作れますし。

味噌用の米こうじの作り方はこちら
醤油用の豆こうじの作り方はこちら

 

部位 PHOTO 部位 PHOTO 部位 PHOTO
 ↓ 左側面上部にダンパー 正面は扉になっています。
下部はダンパーになっており、
開閉可能。
↓ 右側面上部にダンパー
正面
左斜め
正面 正面
右斜め
↓ 右上方に見えるのが正面   ↓ 左上方に見えるのが正面
背面
左斜め
背面
右斜め
↓ 扉を開放した状態。
背面
左斜め
(開放)
正面
(開放)
背面
右斜め
(開放)

紹             介

製作日 平成15年3月2日(日曜日)
材質 木製
材料 市販のワンボックス(カラーボックスみたいなものの直方体の製品)、板、合板
ヒンジ 6つ(3セット)
取手
材料費 約4000円
できあがりサイズ 約40cmの立方体
製作時間 約3時間(別途、ホームセンターでおおまかに部材をプレカット)
製作のポイント  しょう油に使う大豆の麹は、発熱量が多いため、麹菌が繁殖しはじめてからの放熱対策が欠かせないことから、
 1.下部に吸気できるダンパーを設け
 2.上部には排気できるダンパーを設けました
 また、味噌用の米麹を作る場合には、保温も欠かせないことから、材質には、金属やプラスチックに比べ、比較的保温性がある木材を選択しています。これは費用の圧迫要因となりましたが…。

 サイズとして40cm×40cmを採用していますが、できるだけ容量があり、かつコンパクトであるという、相反する要求条件をたてた上で、
 1.1.5kgの大豆の麹を仕込むときに放熱ができること(→4段重ねとして設計)
 2.補助加熱器具としてのアースノンマットを2台、あんかを1つ収容できること
 3.主加熱器具としてのホットカーペット(実際にはホットクッション)の熱を効率良く、受け取ることができること
などを考慮し、大きさを決めています。

苦心点  ダンパーが多く、開断面になりがちであるため構造的に弱くなるところを、極力閉断面になるようにしました。

 

     

 


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