酒粕のうまみを凝縮「粕漬け」 |
みりんを醸造して、できた酒粕をゴミ箱にポイしようとしたときに、横から「もったいない!」の一声。家内曰く。「粕漬け作ってよ」 ほうほう、そういう手があったか。みりん醸造にばかり気をとられていて、新鮮で味わい深い酒粕を捨ててしまうところでした。 (^_^;)
粕漬け 4切れ分の基本的な材料
鮭※1 や銀むつ、たら、さわらなど 4切れ | 塩 魚の2% | |
酒粕(平たい板状のもの) 300g | みりん 50cc | 酒 50cc |
※参考情報 ・塩を手作りするレシピはこちら ・みりんを手作りするレシピはこちら |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 【下漬け】 魚の分量の2%(魚100gに対して2g)の塩を振りかけ、ラップで覆い冷蔵庫に入れて、2〜3時間置いておきます。 |
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2 | 【水分をふき取る】 キッチンペーパーで余分な水分をふき取ります。 |
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3 | 【酒粕をゆるめる】 酒粕に酒を入れてしばらくふやかし、やわらかくなったらもみ込み、みりんを加えます。なかなか混ざり合わないようなら、すり鉢ですり粉木を使ってすりつぶします。できあがりは味噌よりもなめらかになるようにします。 |
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4 | 酒粕をまぶします。写真はいっしょに混ぜ込んでいますが、まず酒粕の半量を薄く敷いてガーゼに挟んだ魚を置き、上から残りの酒粕をのせる方法の方が、仕上がったときに酒粕が魚に付着しなくていいですね。 じゃその写真撮れって (^_^;) | |
5 | 【本漬け】 この状態で3〜4日間、冷蔵庫にいれておきます。 |
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6 | 酒粕をおおざっぱに取り除き ※2、さっと水洗いします。粕が付着しているのが気にならないようであれば水洗いもしない方がうまい ※3 です。ガーゼでくるんで酒粕に漬けていたときには、水洗いしません。 | |
7 | 【できあがり】 魚焼き器で焼いて、できあがりです。ほろほろにできあがれば、抜群のうまさです。 |
ここでのこつ
※1 【鮭】
鮭のカマを粕漬けにすると、Very Goodという話題がありました。一度作ってみたいです。
※2 【酒粕をおおざっぱに取り除き】
漬け終わった酒粕は、2〜3回なら続けて使用できます。
※3 【水洗いもしない方がうまい】
水で洗うのがお手軽ですが、うま味を逃がしたくなければ、洗わないか、日本酒で洗うという手があります。粕漬け専門店でも、水で洗うか洗わないかは、いろいろあるようで、一概に決まったやり方というものはありません。ただ酒粕が身についていると焦げやすいので注意が必要です。
※4 【警告】
注意喚起です。手作り食品のなかでも発酵食品は、器具や器具を扱う手などに雑菌がついていると思わぬ事故を招く場合があります。衛生には十分に気をつけて、楽しい食品づくりを心がけるようにしましょう。また、嫌な臭いがちょっとでもしたら口にするのは止め、廃棄する勇気をもちましょう。何事も自己責任の意識をもって行動してください。
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