水蒸気で一気に焼き上げ、肉汁が際だつ「ハンバーグ」 |
NHKのためしてガッテン!のホームページを何気なくみていたら、プレミアムハンバーグなるものの作り方が目にとまった。
「はっ!?プレミアム?」なかなか魅惑的な言葉である。またその説明文には、あのガッテン調査隊が研究に研究を重ねて、「満を持して展開する新シリーズ」とある。そんなハンバーグなら、挑戦してみる価値あり!! ということで、作ってみました。
2人分の基本的な材料(我が家ではこれで1人前…)
牛と豚の合い挽き肉(牛:豚は、7:3くらい) 200g | 塩 2g | 胡椒 お好み |
玉ねぎ 100g(中くらいのもの 1/2個) | 卵 溶いてから1/2個 | 牛脂 5g |
麩 5g | 牛乳 25cc | ジャガイモ 中1個 |
ソース用のトマトケチャップと中濃ソース(適宜) | にんじん 1/6本(今回は省略…) | |
※参考情報 ・塩を手作りするレシピはこちら ・ケチャップを手作りするレシピはこちら ・麩を手作りするレシピはこちら |
用意しておきたい器具
できれば鉄製のフライパン |
Let’s start!
作り方 | ||
1 | 【玉ねぎとじゃがいも・にんじん、お湯の用意】
玉ねぎはみじん切りにします。じゃがいもやにんじんは皮を剥き、厚さ6mmにスライスしておきます。 |
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2 | みじん切りにした玉ねぎを大さじ1のバター、もしくはサラダ油で10分ほど炒めます。 | |
3 | 【麩の用意】
玉ねぎを炒めている間に、お麩をポリ袋に入れて、粉砕します。 |
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4 | 麩を粉砕するときは、包丁の柄の部分などで叩くと細かくつぶれます
※包丁の先で怪我をしないように注意してください。 |
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5 | 粉砕した麩に牛乳を加えて、ふやかします。 | |
6 | 【生地の仕上げ】
ひき肉に塩・胡椒を振り、かき混ぜた卵と牛脂を加えます。 |
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7 | ひき肉に加えた材料を約2分ほど混ぜ合わせます。
練っていくと、ひき肉に加えた塩が混ざり、塩の効果で肉にねばりがでてきます。 |
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8 | 牛乳でふやかした麩と、炒めた玉ねぎを加えます。 | |
9 | ひき肉とその他の材料がまんべんなく均一になるように、混ぜ合わせます。 | |
10 | 【焼き上げ】
フライパンに大さじ1の油を引き、中火の強で1分ほど予熱します。生地を2つに分け、厚さ1.5cm(重要!)にして、中央部を若干くぼませ、なめらかに表面を整えたハンバーグの生地を置きます。 ※高温で焼き上げるため、テフロンだと加工を傷めてしまう恐れがあるため、鉄製のフライパンがおすすめ |
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11 | まずは、表を1分30秒、裏返して同じく1分30秒で焼き目をやや強目につけておきます。後工程の水蒸気焼きでは、焼き目はつきませんゆえ。。
表、裏ともに焼いたら、一度ハンバーグをフライパンから下ろし、フライパンに付着した汚れを拭き取ります。 |
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12 | スライスしておいたジャガイモとにんじんを並べ、その上に焼いたハンバーグを載せます。
ここに沸騰したお湯を100ccほど注ぎ、蓋をして8分間中火の強で、水蒸気を使って一気に焼き上げます。(途中、空焼きになるようであればお湯を追加します) |
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13 | ハンバーグを焼いている間に、分量外のトマトケチャップと同量の中濃ソースを混ぜ、バターを加えたソースを準備しておきます。 | |
14 | 8分間の水蒸気焼きを終えた状態です。 | |
15 | ハンバーグのできあがり。 | |
16 | お好みの量のソースをぬって、食べましょう! |
ここでの「こつ」
※1 【麩 5g】
パン粉でも代用できますが、麩の方がパン粉の1.5倍の保水力があり、肉汁をたっぷりと抱え込むことができます。つまり、ジューシーなハンバーグに仕上げることができます。また、パン粉に比べ、無味無臭という性質から、ハンバーグの味わいを損なわずに保水力を期待できます。
※2 【厚さ6mmにスライス】
ハンバーグのパテを1.5cmとしているのと関係があります。厚さが6mmよりも薄いと、ハンバーグを水蒸気で焼くときに、ハンバーグが水に浸ってしまうし、6mmよりも厚すぎると、じゃがいもやにんじんの中まで火が通らず、生っぽくなってしまいます。
※3 【水蒸気を使って一気に焼き上げ】
中火の強の水蒸気を使うことで、ハンバーグ生地を全方位から加熱します。水蒸気を使わない場合は、フライパンに接しているハンバーグの下面だけからの加熱になりますが、水蒸気を使うことで、ハンバーグ生地を全体から、かつ、大量の熱量(凝縮熱といいます)で加熱することができます。
これは、加熱し続けている水蒸気は、100度を越えることを利用したもので、業務用オーブンの火力に少しでも近づけるための工夫です。
※4 【作ってみました】
オリジナルレシピには、ナツメグ0.2gと、寒天20gもありましたが、手持ちの都合で割愛…。
もしガッテンレシピの完全版をご希望の場合は、こちらを参照してください。(でも、寒天なしの当レシピで十分おいしかったです。寒天を取り扱う煩わしさもないし…。。。)