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七転び八起きの「陶芸作品集」

 毎週末の土曜日には、粘土をこねて形を作り1週間前に作って乾燥を終えた作品を素焼きし、日曜日には本焼きをするということを繰り返してきました。始めのうちは、使っていた粘土が高温焼成向きでなかったことが災いして、なかなかちゃんとしたモノができず苦労しました。でも信楽粘土や鍋土を使うようになってからはそれなりのものができるようになり、益々のめり込んでいます。

 ということで、失敗作品を含めて並べてみますね。


七転八倒集…あれ七転び八起きよりもひどい (>_<)ヽ  
10 織部釉の発色がイマイチです。還元気味なのか赤い部分があります。緑色の部分もかなりまだらになっています。でも、やっと適度な厚みにに作れるようになってきたので、コップを使っても腱鞘炎にならずにすみそうです。 (^_^;)

信楽白土、織部釉、高さ6.5cm、幅7cm、七輪窯3号、2000年11月3日焼成

道具土でお遊びで作った湯飲みです。道具土だけだとかなり強度が弱く使いモノになりませんが、釉薬を付けることでどこまで強くなるのか確かめたかったのです。結果はかなり満足のいくもので、道具土の荒さがまた別の味わいを出しています。

道具土、楽透明釉、高さ5cm、幅9cm、七輪窯3号、2000年11月3日焼成

七輪窯3号でどこまで温度を上昇させることができるのか実験しました。炭は足せば足すほど高温になるものと誤解して、どんどん炭をくべたのですが、思ったように上昇しませんでした。炭を足しすぎると炭は完全燃焼できず(還元炎)、高温にならないようです。また送風しすぎても温度は下がりますから、高温にするためには中性炎で焼く必要があります。

信楽白土、織部釉、高さ4cm、幅5.5cm、七輪窯3号、2000年10月21日焼成

七輪窯3号にしてから徐冷がじっくりとできるようになり、冷め割れがなくなりました。また釉薬につく汚れも減りましたが、黒い斑点がどうしても付いていました。どうも七輪の珪藻土が溶けて気化し、温度の低い作品に付着して斑点になっていたようです。

鍋白土、楽透明釉、高さ7.5cm、幅12.5cm、七輪窯3号、2000年10月21日焼成

七輪窯3号(七輪+ミニ陶芸窯の組み合わせ)で焼いた1回目の皿とぐい飲みです。どちらもひび割れや釉の汚れはありませんでした。

信楽白土、楽透明釉、高さ3cm、幅14.5cm(皿)、七輪窯3号、2000年9月下旬焼成

七輪窯2号(七輪+オイル缶)で焼いた抹茶椀です。

信楽赤土、楽透明釉、高さ7.5cm、幅12cm、七輪窯2号、2000年9月中旬焼成

七輪窯2号で作ったコップです。椀の周りには飛び散った金属の不純物が付着しています。

信楽白土、楽透明釉、高さ9cm、幅6.5cm(湯飲み)、七輪窯2号、2000年9月上旬焼成

織部釉は溶けてはいますが、濁ってしまいました。また、七輪窯1号では徐冷がうまくいかず、急冷のために割れてしまっています。

信楽白土、織部釉、高さ5cm、幅9cm(カップ)、七輪窯1号、2000年9月上旬焼成

低温で焼成できる粘土に基礎四号釉をかけて焼成しました。変形する前に焼成を止めたのですが、溶けていない基礎四号釉が白く残っています。でもこれ以上高温にすると、ボディが溶けてしまったんでどうしようもありませんでした。

セラミド粘土、基礎四号釉、高さ6cm、幅8cm、七輪窯1号、2000年8月下旬焼成

低温で焼成できる粘土を釉薬なしで焼き上げました。灰がかぶって、備前焼みたいになってちょっといい感じです。

セラミド粘土、釉薬なし、高さ9cm、幅5.5cm、七輪窯1号、2000年8月中旬焼成

     
 
 

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