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Tシャツを作れればなぁ「綿花栽培」

 実としての綿を収穫して、ヒモを作りたい。できればヒモを編んでコースターができればいいなぁ、と思い立ち、綿花を植えてみました。綿花は暖かい地方だと、花が咲いてから、実(綿花)が結実し、乾燥して弾けるようですが、ちょっと季節が遅れると綿花は十分に実らないまま弾けずに終わってしまうようです。

 そんな知識が先行して、最初のチャレンジでは、気温がまだ暖かくならないうちに植えてしまい、芽まではでたものの、双葉が開かずに枯れてしまいました。うーん、ビニールトンネルを作るべきだったか…。


綿花作りの材料リスト

 綿花の種   苦土石灰 

用意しておきたい器具

 鍬   バケツ 

Let’s start!

作り方  
【石灰まき】

 最低気温が12℃以上で綿花は育てられます。関東地方では5月の連休のあたりがその気温になります。種を植える2週間前に苦土石灰を混ぜて土を中和しておきます。土は鶏糞等の窒素系肥料を混ぜ込みます。
 連休前に植えたものは、途中まで芽が出ながら、双葉がきれいに開かず枯れてしまったため、連休明けに再度植えました。

【種まき】

 日当たりが良く、水はけの良い土に20cm〜30cm間隔で、種をまきます。芽がでるまでは、土が湿り気を保つ程度に水を与えます。種はできるだけあたらしいものを用意します。年数が経った種は発芽率が落ちます。(写真は連休前に植えた種で、日本綿業振興会にもらったものです)

【成育中のみずやり】

 土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えます。根腐れしやすいので、過度な水やりはよくないのですが、真夏はすぐにカラッカラに乾燥するため、注意しましょう。

【綿花のつぼみ】

 開花前日、7月25日の綿花のつぼみです。

【綿花】

 7月26日に今季、最初の花が咲きました。うっすらと黄色がついたクリーム色できれいな花です。

【満開の綿花】

 3つ目の花が7月31日に咲きました。最初の花のあとは、次々と花が咲き始めました。観賞用にもいいかもしれません。

【開花翌日の綿花】

 綿花は開花した日の夕方もしくは、翌日にはクリーム色から、ピンクに変わってきます。これもまたきれい!!

【8月10日の綿花】

 最初に咲いた花に、実がついているのが見えてきました。コットンボールになる実です。秋になったら、これがはじけて、中から真っ白な綿がでてくるはずですので、とても待ち遠しいです。

【9月5日の綿花】

 綿花が3つにはじけました。医療用に売っている脱脂綿そのものです。(笑) これが脱脂していない本物の綿なんですね。

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 他のコットンボールがはじけるまでの間に、雨などにより汚れることを防ぐために、綿に袋をかぶせます。隙間をある程度残すようにしないと、中でかびることがあるようです。

11 【9月7日の綿花】

 次にはじけようとしている実がありました。翌日くらいにははじけそうです。

12 【10月12日の綿花】

 ほぼ全ての綿花がはじけたので、木を地面から5cmくらいのところで切り取り、乾燥させることにしました。

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 乾燥済みのコットンボールを1房取って、種と綿に分けました。これをたくさん集めて、綿を打ち、糸を紡いでいくのがかねてからの希望でした。やっとそれが叶う!! V(^0^)V

     

ここでの「こつ」

※1 【最低気温が12℃以上
 
あたたかい期間が5ヶ月以上ないと綿がとれないので、寒冷な地方では生育期間を長くとるために、ビニールハウスのように冷気を遮断したり、あたたかい屋内で育苗ポットなどを利用して芽をださせ、移植を行います。また秋には屋内にいれたりします。

※2 【鶏糞等の窒素系肥料
 肥料のやりすぎは、枝葉が茂るばかりになるので、ほどほどにしましょう。

※3 【種をまきます
 ホームセンターなどで売ってます。また毎年1月〜3月末日まで、日本綿業振興会で綿花の種をプレゼントしてくれます。綿花の種を希望する旨を書き、送付先住所を記入した返信用封筒に80円切ってを貼って、下記まで郵送します。詳しくはこちらでご覧になれます。 

 郵便番号541-0051 大阪市東区備後町3-8綿業会館 財団法人日本綿業振興会「綿の種」プレゼント係
 お問合わせ先 TEL(06)-6231-2665/FAX(06)-6231-4661

参考文献

 ・はじめての綿づくり 大野康雄 広田益久編 財団法人日本綿業振興会監修 木魂社 \1,680

 


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