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りんりんポタリングフォト
「NHK朝の連続ドラマの舞台 久慈~宮古 【初日 久慈編】」




2013年7月13日(土) ミニベロBD-1(折りたたみ自転車)

コース:(輪行にて)東北新幹線 八戸⇒久慈 〜 兜岩、つりがね洞 〜 小袖海岸(海女センター) 〜 陸中野田 〜 野田玉川 〜 堀内 〜 普代 〜 黒崎 〜 国民宿舎くろさき荘
全体図 ※拡大はクリック
全体図
走行ルート図
走行ルート図
走行距離と標高図
走行距離と標高図



     






 今回は、遠征をまず第1に考えました。遠征先として候補にしたのは、NHK朝の連続ドラマの「あまちゃん」の舞台である東北地方 三陸海岸 北部域の久慈周辺。
 東京に住んでいると、ニュースで東日本大震災の津波被害の情報は入ってくるものの、テレビでは被害のあるところにフォーカスして放送しているのか、どこもかしこも同じような被害になっているのか、真実が伝わってこない。阪神淡路大震災の際も、「関西ライフライン研究会」の調査団の一員として現地入りするまでは、ピンと来なかったこともあり、自分の目で見ることが最も大切だと信じている。
 
 行き先は久慈〜宮古に決定後、南下すべきか北上すべきかとの二択になったが、海岸線を走るなら車両は左側走行なので、南下するのが正解。真っ平らな砂浜なら南下も北上もさして違いはないが、断崖絶壁の多いこの地域を北上すると、道路を挟んで海岸線を見ることになり、海岸を確認するためには、いちいち道路を渡らねばならないという×なところが決定打となった。
 
 東京発6:32の新幹線はやぶさ1号に乗り、八戸経由で久慈12:00着を予定したが、みどりの窓口ではショッキングな回答がでてしまう。「満席です」
 「えっ!?」と、息が詰まる。
 ちょっと間を置いて、「次の7:04新幹線はやて71号に空きが1席」との声。不幸中の幸いとはこのこと。後で電光表示板で確認したところ、これに続く便は、全て満席でした。単なる3連休とたかをくくっていたのですが、ホントにヤバかったです。

 JR八戸で新幹線ホームから在来線ホームの久慈行きに乗り換えです。当初予定していた列車に乗れていれば約1時間と余裕の乗り換えですが、乗車できた列車は30分遅く出発しているだけでなく、所要時間も30分ほど余計にかかっており、10:11分に到着し10:13の電車に乗り換えをしようとすると、時刻表上の乗り換え時間はたったの2分。八戸の1つ前の駅を出発後、階段に最も近いドアを陣取るなどの対策を施した結果、無事10:13発の列車に乗車でき、JR久慈駅に12:00到着。観光客っぽい方々がゾロゾロと降りてきます。
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 生ウニ丼が食べたくて調べていると、このリアス亭の生ウニ丼が評判になっていた。出立の2〜3日前に電話で予約を試みたが、既に予約分は完売しており、当日売りが朝の7:00から始まるので、それを買って欲しいとのこと。
 
 JR久慈駅に到着して、スグに三陸鉄道の駅舎に移動しリアス亭にむかったが、当然ながら「完売」。そりゃぁ、駅にワンサといるお客さまを見たら、誰でも理解できてしまいます。
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 久慈名産の琥珀を購入後、BD−1を組み上げ周りを見渡すと、サイクリストが1人。MTBを組み上げようとしたらパンクしているらしいとのこと。大変ダァ。
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 久慈駅から小袖海岸方面に向かうと、土日祝日は観光車両の立ち入りが制限されており、警備員が立っていました。
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 兜岩やつりがね洞などの景勝地が次から次に表れ、これはこれで楽しめます。
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 小袖海岸では、あまちゃんの冊子をもらい、いちご煮、たこ串、まめぶ汁他を頂きこうとワクワク。やっていることは追っかけそのもの。
 でも、いちご煮は仕込み中とのこと。時間に余裕があるなら監視小屋まで上っていくといいよ、とのアドバイスを海女さんがくれた。海女さんに言われれば、後先考えずやるっきゃないです。上りましょう。
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 あきちゃんがウニを採る様子をばあちゃんとこたつさんが遠くから観察していた監視小屋です。
 ちょっとした高台にあることもあって、ほとんどの観光客はここまでは上がってきませんが、この小袖海岸を一望できる最高の景色を堪能できる場所でした。
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 あきちゃんが何度か飛び込んだ突堤も眼下に見えます。
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 監視小屋から戻ると、いちご煮ができあがっていました。最初いちごを煮たもの?という想像を働かすのが、普通の人ですよね。
 これはいちごではなく、ウニなんです。他にアワビをいれたりホタテをいれるようですが、ここではホタテが使われていました。
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 たこ串と、まめぶ汁。
 まめぶ汁の具は、あまい団子です。
 具だくさんの汁にあまい団子が入っているのですが、これはこれでおいしかった。
 バスで訪れた団体観光客は、ガイドの説明を聞くだけで、だれも手を出そうとしなかったが、旅行に求める物がちがうのかな。こういった郷土食を楽しまずに旅と言えるの?
 郷土食を食べると、食べた本人は満足感が高まるし、地元の方は懐があたたまるハズ。 
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 2011年3月11日の東日本大震災の津波被害箇所です。防波堤が津波で破壊されています。被害は当然これだけに終わらず、防波堤で守られていたハズの後背域の町は跡形もなく消失していました。。。
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 津波による浸水区間は、看板から読み取ることができるので、外部からの訪問者も一目瞭然で津波が過去に届いた域内にいるのかどうかを知ることができます。
 
 道路のどちらに逃げればいいのかも一定の区間ごとに距離表示されています。
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 海は果てしなく拡がり、果てしなく青い。
 やさしく見える海が、時には牙をむく。うーん。なんか納得できない。
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 通常の波から人工構造物を守ってくれるテトラポット。確か、うちの教授が開発したと聞いたことがあるような、ないような。。。当時は教授たるもの、特許をとるという発想はなかったらしく、もったいない。
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 本日の宿泊先の国民宿舎くろさき荘に17:43到着。時間としてはまぁまの時間帯かな。風呂に入って、夕飯にありつけるのが、19時頃というのはGoodです。

 さて、ここまで1日走行しましたが、BD-1のフレームの上に乗っかっている黒いバッグにお気づき頂けましたでしょうか。コレ、料理とサイクリング、そしてもう一つの趣味の革工芸で作ったお手製のバッグです。
 6月29日に新聞紙で型取りをStartし、7月9日に完成させました。11日間で仕上げた作品です。支持は全4箇所で固定するようになっており、経年劣化のあるマジックテープは一切使用せず、パチンパチンとワンタッチで固定できるモノ(なんていう製品?)を採用しています。
 素材は牛革なので、雨天時にはポリ袋をかけるなどの気遣いが必要ですが、機能性は抜群であることを今回のツアーで確証しました。真横からみるとブタさんのシルエットになっているので、ブタバッグと呼んでいます。フロントバッグは赤と緑を基調にしたオイルドレザーで作成したので、今回のミッドシップタイプのブタバッグは、黒を基調にして、赤のワンポイントをつけています。細かなポケットはフロントバッグにその機能をまかせることにして、大物を収容することを目的にして、シンプルな構造に仕立てています。
 フレームにどっかりと置くタイプですので、重量物をこちらに収容し、リアのバッグには軽量のものを収容させ、フロントバッグには貴重品を収容するといった使い分けを考えています。
 サドルから腰をおろしてまたがった状態でも立てるように「ブタ」の背中部分が反った形状になっていることと、「ブタ」の首の下を空けることで、ブタバッグを装着したままでもBD-1を折りたたむことが可能になっています。これ、自分で言うのもなんですけど、スグレモノです!!
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【本日の標語】
 
 
【本日のおやつ】
 1.いちご煮 500円 
 2.たこ串 100円
 3.まめぶ汁 350円
 4.もち  100円
 
【おみやげ】
 なし
 
自宅を           4:50出発
八戸に          10:11到着
久慈に          12:00到着
久慈を          12:23出発
国民宿舎くろさき荘に   17:43到着
本日の走行距離:     46.56Km
本日の平均速度:     13.8Km/h
本日の走行時間:     3時間21分07秒
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