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りんりんポタリングフォト
「高原サイクリング 箱根大涌谷〜湯河原椿ライン編」




2011年9月16日(金) ミニベロ(折りたたみ自転車)

コース:(輪行にて)箱根ケーブルカー早雲山駅 〜 大涌谷 〜 桃源台 〜 箱根園ゴルフ練習場 〜 元箱根 〜 箱根 〜 箱根ターンパイク 〜 椿台 〜 JR東海道本線 湯河原駅 〜 自宅
全体図 ※拡大はクリック
全体図
走行ルート図
走行ルート図
走行距離と標高図
走行距離と標高図



     


行ってみたい、こんなポタリング計画講座の実践編 第2弾です!
potaring_riso_s2.jpg

第1弾は先週の八ヶ岳連峰南麓の野辺山(清里)でした。今回は伊豆・箱根で、大涌谷から芦ノ湖沿いを南下し、富士見峠を経由して湯河原へでます。行ってみたい、こんなポタリング計画講座では次のような提案をしていました。

※【更新情報1】 2010.5.21(土)追記になります。

 箱根でコース取りしてみました。
 箱根登山鉄道の終着駅「強羅」を起点として、大涌谷の北側を回り込んで芦ノ湖、湯河原を周遊する全長43kmのルートです。

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理想のコース実現度 90点 ※下記の評価は、■クリア、□なし or 不明

 ■ 起点は終点よりも標高アドバンテージあり
 ■ ゆるい勾配でかつ500m前後のアップ数
 ■ 田園や林間ルートでのアプローチ
 ■ 高原サイクリング折り込み
 □ 自然とのふれあい期待度あり
 ■ 魅力的な食事(おやつ)への期待
 ■ 休憩がてらの観光地と次のポタにつながるおみやげ
 ■ 素堀トンネルや滝など神秘さ
 ■ 見晴らしのいい景色や豪快なダウンヒル
 ■ おしまいの〆としてのゆったり温泉気分
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 Yahoo!のルートラボを使っていますので、動かすこともできます。


それでは、今回も1つずつ見ていきましょう!!

■ 起点は終点よりも標高アドバンテージあり

箱根登山鉄道

 今日のポタリングの起点は強羅〜っと家内に伝えてから出立しましたが、駅員さんに確認するとケーブルカーも折りたたみ自転車(輪行袋入り)は持ち込みが可能という。ハナッからスタート地点変更!です。

 そそくさと乗車券を購入し、箱根ケーブルカー早雲山駅まで乗ってしまい、標高553メートル(強羅駅)からのスタートのはずが、標高767メートル(早雲山駅)からのスタートとなりました。(でもさすがに次のロープウェーまでは、、、ね。)
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■ 田園や林間ルートでのアプローチ

大涌谷駐車場から

 大涌谷は相変わらずの蒸気がモウモウ。
これって谷にたまるとやはり有害のようで、大涌谷に来るまでの周囲の脇道を含め、あちらこちにあった立て看板には一箇所に立ち止まることを自粛するように促す文面となっていました。
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じゃがべーとわさびソフトクリーム

 早朝出立は朝ご飯も早いので、10時半のこの時点でちょっぴり空腹感。このまま走ってもハンガーノックになって、疲れも倍増するので、早め早めのエネルギー補給!!

 おやつではないですよーっ!あくまでもエネルギー補給ですから、お腹にはつかないはずと、一生懸命に自分自身に言い聞かせ、食べました。おいしいっ。ジャガイモはホクホクだし、玉状のじゃがいも3つの間の2箇所には、ベーコンが挟んであるのです。

 ですから、じゃがいも+ベーコン ⇒ じゃが べー となる模様。ソフトクリームはどこでも人気絶大ですが、このじゃがべーもおすすめです。
 
 ちなみにここで食べたソフトクリームはわさび風味。ツンと来るわさびがたまりません。駐車場に面した極楽茶屋で味わえます。
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■ 素堀トンネルや滝など神秘さ

大涌谷

 蒸気がモウモウの大涌谷。もちろん箱根大涌谷名物『長命長寿 黒たまご』にも行列ができていました。5個で500円ですから、大量入荷の仕入れ価格が10個100円として、原価50円。ガス代は、天然のエネルギーを頂戴するわけなので、経費ゼロ。差し引き450円が手元に残るとして、販売数量は5分あたり5人、販売は1日あたり6時間、天候等の理由でお客さまが来られる可能日を1ヶ月あたり50%の15日とすると次のようになるかな。
 
 利益450円×5人/5分×60分/時間×6時間/日×15日/月
 即ち、月あたりの利益は243万円/月。年間粗利は、約3,000万円となります。人件費を20万円/月×2人としても、年間500万円で、小屋のメンテナンス代を100万円/年と見積もっても、純利益ベースで2,000万円は固い。
 すばらしい、これこそ金づる、じゃなくって、金の成る木!!
 こんなに多大な利益が見込めるなら、できれば5個250円くらいの庶民価格にしてほしいなぁ。
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箱根ロープウェイ

 このロープウェイとか車で来られているくせに、大涌谷を散策している方々の中には、ひーこらヒーコラうなり声を上げている方が少なからずおられました。あっ、そういえば、前回ロープウェイで来たとき、私もそんなことを言ってたかなぁ、と思い出したりして。
 
 要するに人って、ホントに不満があるとか、ないとかでなくって、ブツブツとなにか言ってみたいモンなんでしょう、ということで結論。
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箱根園ゴルフ練習場

 打ち下ろしかつ、芦ノ湖という絶景を目の前にしてすっ飛ばすゴルフ練習場です。なんかとってもいい気分になりそうですが、このときのお客さまはご夫婦の1組のみ。

 ゆっくりしておられて、とてもいい雰囲気でした。いいなぁ!
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■ 魅力的な食事(おやつ)への期待

食事処箱根家 にじますそば

 にしん蕎麦の「にしん」をそのまま「にじます」に置き換えたような蕎麦でした。もともとにしん蕎麦は幼少のころから京都の祇園祭にでかける際に食べ慣れたものなので、大好物。にじます蕎麦もそこそこいけました。
 
 せっかくおでかけしているのですから、どこででも食べられるものよりも、地方の特産物を味わえると、旅が一層充実します。
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■ 休憩がてらの観光地と次のポタにつながるおみやげ

腸詰屋 芦ノ湖店 ガーリックソーセージ

 観光地には、観光客目当てにいろんな販売戦略のお店があるようです。
 
 1つは、単に観光地ということでお値段の張ったものを押しつけるようなお店。そしてもう1つは、凝りに凝って、多少高価であってもいい素材を使い専門店として自我を貫いているお店。
 
 当然ながら両者共、市場の一般的な価格よりも高額になりますが、納得性の高いのは、もちろん後者です。そんなお店なら、お土産にしても価値がありますし、昼食などで利用しても満足感が高くなると思います。こういったお店には、これからもがんばってほしいです。
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旧東海道 箱根杉並木にある一里塚

立て看板に次のような表記がありました。
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 江戸幕府は、慶長九年(1,604年)大久保長安に命じ、江戸〜京都間に一里ごとに旅人の目印として、街道の西側に盛り土をしました。そして、ここではその上に檀(まゆみ)を植えました。この塚は、日本橋より二十四番目にあたります。
 
 一里=約3,952米 箱根町教育委員会
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 ということは、この檀(まゆみ)は樹齢約400年ということになります。す、スゴイ。
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箱根旧街道 杉並木

立派な杉並木がありました。看板の説明文は次のとおりです。
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 江戸と京都を結ぶ「東海道五十三次」は、江戸時代の元和4年(1,619年)頃に、それまでの湯坂道を廃し、湯本、畑宿、箱根を廻る街道に改められました。
 この杉並木は、徳川幕府が、旅人に木陰を与えようと道の両側に植えたもので、東海道では唯一のものです。
 第二次世界大戦中、伐採されそうになったこともありましたが、現在では、国指定史跡として保護され、芦ノ湖畔周辺の四地区に、約420本の杉が残されています。
 残された杉には人々の愛護の心が込められています。杉並木を大切にしてください。
 
 文化庁 神奈川県教育委員会 箱根町教育委員会
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 閑散としているわけでもなく、どこから来られるのか、ポツリポツリと人が散策しているのが不思議でした。徳川時代に植栽された杉が今もなお、ここに杉並木として存在し、木陰を提供してくれていることが、さらに不思議な感じを受けました。
 この杉たちは、江戸時代の大名達が参勤交代する様も目の当たり、否、「芽の当たり」にしてきたことでしょう。ここはまさに時空を越えた次元のトンネル!!
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ミニレーズンパン

 箱根・宮ノ下のクラシックな富士屋ホテル製のミニレーズンパン370円。
 
 富士屋ホテルのパン屋さん『ピコット』が道路脇にちっちゃなカート状のお店をだしていました。ちょっとした旅のコツっていうのかな。こういうお店に立ち寄って、ちょっぴしお店の方とお話をすることって楽しいんですよね。気になったものがあったら、ドンドンコミュニケーションしてみて、よかったらお買いあげ!! 積み重ねても大した出費にはなりませんよ。
 
 ミニレーズンパンは売上3位。1位は食パン1斤360円、2位はクラシックカレーパン300円で、残念ながらカレーパンは13時46分の時点では既に売り切れとのこと。所在地は次のとおり。
 
 〒250-0404 神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359 TEL0460-82-2211
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■ ゆるい勾配でかつ500m前後のアップ数

元箱根付近 富士見峠

 本日の〆としての峠トライ。ルートラボによると獲得標高は757メートル(ちなみにカシミール3Dでは1,796メートルと大きな違いあり。ちょっとしたアップダウンをカウントするから!?体感的にはカシミール3Dに1票)。写真の上部中央あたりにわずかに白いガードレールが横切っているので写っているのですが、わかりますでしょうか。GPSでだいたいの自分の位置がわかるとは言っても、この写真のように、行く先がズバッと見渡せるというのは、また別の感覚があります。
 
 上っている最中に見える行き先というものは、どちらかというと、げっそりと感じます。「あんなところまで上らなきゃいかんのか!」という見方です。
 
 ところが、いったんその頂上らしき部分から、自分がヨロヨロと走ってきた道路を見渡せると、達成感というか、充実感がみなぎるわけです。「やったぜ!!」という感じ。
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ガードレールが消える

おっと、こういう風景が現れたら、アレをやらなきゃね。
この邪魔なガードレールを消してお見せします。

さてーっ、マウスを写真にあててくださぁーい。アラ不思議!!
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■ 高原サイクリング折り込み

TOYOタイヤ ターンパイク

 富士箱根伊豆国立公園内の日本景勝百選地の箱根大観山。標高1,011メートルにあります。芦ノ湖もズバッと見下ろせます。確かにいい景色。

 ここにはこの見晴台に加え、レストランと広大な駐車場があるのですが、この敷地に分岐する手前には、ターンパイクの利用者のための施設であり有料だのなんだのと書いてあって、自転車が立ち入ってよいものかわかりにくい状態でした。
 そこでその看板は、ターンパイクを利用しない暴走族等の走り屋が駐車場に入り込み、さんざん騒音をばらまくだけばらまくことを禁止するために設置されていると判断。自転車やハイキングの一般客の締め出しを目的としているわけではないと解釈しました。
 本当はだめでしたらスミマセン。
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■ 見晴らしのいい景色や豪快なダウンヒル

ダウンヒル

 高原の締めくくりのダウンヒル。ガンガン下りました。ただカーブはいつも同じ曲率で曲がるわけではなく、一部、急激な湾曲になっている箇所があり、センターラインをオーバーしないようにヒヤッとする場面もありました。
 
 注意一秒ケガ一生!!ですな。
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椿台 ししどの窟(いわや)入口

 椿台は1年半前の4月にも来たことがあります。が、だんだん荒れてきているように感じます。大丈夫でしょうか。今回はボコボコにされた放置車両までありましたし。所有者が事件に巻き込まれていなければいいのですが。。。
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湯河原養蜂園 はちみつ

 ハンガリー産のアカシア蜂蜜です。お店の女将によると、元々はお店の名前のとおり養蜂園を営んでおり、国産のはちみつを扱っていたとのこと。ところが、ここ最近、日本では女王蜂が減り、ミツバチ自体の数が激減しているという。
 
 そのため、国産の蜂蜜の価格が上昇し、お客さまが買える値段ではなくなってきたので、ハンガリー産を扱うことにしたという説明を聞いた。210グラム入りで780円、540グラム入りで1,800円。ちなみに一升瓶入りも扱っており、6,900円という。国産のはちみつからは破格の値段となっている。
 
 食の安全という面からみると、農薬で汚染された畑の蜂蜜を生産している国もあり、そういったモノを口にすることは避けたいが、一方、国産のモノは高価になりすぎており、代替するに適しているとは言い難い。このような状況からみると、ハンガリー産の蜂蜜を扱うこのお店の方針には、賛成した。
 
 なお、宅配にも対応しているとのことですので、ブログの最後部に連絡先を記載しておきます。
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■ おしまいの〆としてのゆったり温泉気分

湯河原の温泉街を流れる千歳川

 温泉旅館のニューウェルシティ湯河原に泊まったことがあるので親近感が湧く湯河原です。川の流量はそれなりにあり、きれいでした。
 
 写真にマウスを重ねるたときに表示する2枚目の赤い欄干の写真は、前述のはちみつ店のお向かい側の写真ですので、もしはちみつを買いに行かれる場合は目印代わりにどうぞ。
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結局「自然とのふれあい期待度あり」は、徳川時代から延々と続く杉並木といった静的な自然という解釈にまで拡大すれば楽しむことができました。なかなかのクリアレベル。満足!!

【本日の標語】
 『行ってみたいこんなポタリング講座』で新境地を開拓、ツィッターしてね

【本日のおやつ】
 1.わさびソフトクリーム 350円
 2.じゃがべー      330円
 3.にじますそば     840円

【おみやげ】
 ミニレーズンパン     370円(FUJIYA HOTEL)
 ガーリックソーセージ   826円(箱根 腸詰屋 芦ノ湖店)
 ハンガリー産はちみつ 1,800円(湯河原養蜂園)
  ※湯河原養蜂園は電話注文による宅配便発送が可能とのことです
   神奈川県足柄下郡湯河原町宮上637
   TEL/FEX 0465-62-3553
 
自宅を           6:00出発
箱根ケーブルカー早雲山駅を 9:33出発
JR東海道本線 湯河原駅に16:08到着
自宅に          18:55帰着
本日の走行距離: 45.38Km
本日の平均速度: 15.1Km/h
本日の走行時間: 2時間59分52秒
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