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りんりんポタリングフォト
「旧中山道サイクリング第1日目 奈良井宿 福島宿」
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2013年9月22日(日) ミニベロ(折りたたみ自転車)BD-1
コース:(輪行にて)JR中央線 塩尻駅 〜 洗馬宿 〜本山宿 〜 贄川(にえかわ)宿 〜 奈良井宿 〜 旧道 鳥居峠 〜 薮原宿 〜 宮ノ越宿 〜 福島宿(むらさき泊) |
全体図 ※拡大はクリック
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走行ルート図
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走行距離と標高図
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ぶどう園
信州のこの季節は葡萄が鈴なり!
あちこちにぶどうが成っており、無人販売所では3房入ってこのお値段 200円!!
こういうのって、コレってお店をみつけたら即買うことにしています。
そうでないと、何度も出会うわけではありません。事実、今回もココ1軒だけが目玉商品的に激安でしたが、そのほかのお店は1房 800円という、東京のお店と同じ値段でした。
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『是より南 木曽路』の文字。
「旧中山道」は「きゅうなかせんどう」と読むか、「いちにちじゅうやまみち」と読むか!?
当然前者ですが、それを読んだときは大笑いしました。記載されていたのはシクロツーリスト旅と自転車 Vol 5の「CYCLO TOURIST 街道」たなかまり さんがレポートした「中山道 木曽路」の記事。
そこではこの『是より南 木曽路』の碑は、「うっかりすると見落としそうだが、街道好きの間では有名な、木曽路の北側の起点を示す道しるべだ。」と紹介されている。街道かぁ、前回の会津の大内宿に続いて第二弾となります。
よし、今回はこのレポートをトレースするゾ!
まずこの中山道 木曽路にある宿場町を紹介しよう。
木曽路には十一の宿場町が連なっており、北から順に、「贄川(にえかわ)宿」「奈良井宿」「薮原宿」「宮ノ越宿」「福島宿」「上松(あげまつ)宿」「須原宿」「野尻宿」「三留野(みどの)宿」「妻籠(つまご)宿」「馬籠(まかご)宿」となる。
贄川宿までは、今回の起点である塩尻宿〜洗馬宿〜本山宿があり、馬籠宿の先は落合宿〜中津川宿となり、今回は落合宿を終点とした。
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贄川(にえかわ)宿への分岐
木曽路は贄川宿からはじまるが、塩尻からスタートすると、中山道としては洗馬宿〜日出塩宿を通過することとなる。国道19号線に沿って走行するものの、トラックが真横を走る国道19号は、できれば避けたい。
そうなると自ずといろんな宿場町に寄り道しつつ走行することとなる。これはこれで楽しい。
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贄川宿の関所跡
贄川宿は、木曽十一宿の最北端に位置する。その贄川宿には復元された贄川関所がある。ここを往来した人々がいたことが妙に不思議。
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その関所は復元されて「木曽考古館」となっている。
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LETTER 郵〒便
木曽考古館の受付の方に教えられて、近所の贄川郵便局にやって来ました。
普段見慣れている懐かしい赤いPOST!?
いえいえ、そうではありません。普段見慣れている懐かしい赤いPOSTは、写真にマウスを重ねたときに表示されるタイプのはずです。
このLETTER 郵〒便と表記されている赤いPOSTは、最初に造られた試作品。全国に3本しかないそうです。貴重!!
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奈良井宿
本日のみどころ、奈良井宿。
先週の会津 大内宿に続いて、宿場町巡りの第1弾です。観光客がたくさんいました。奈良井宿は、次に控える鳥居峠のふもとにあり、江戸時代には奈良井千軒と謳われ栄えたという。
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。明日訪問する妻籠宿と共に古い町並みがずっしりと響きます。
(マウスを写真に重ねると、木曽十一宿に入る前にあった洗馬宿の様子もわかります)
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おやき
切り干し大根、野沢菜、くるみのおやきを買いました。これはお土産用。
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民宿 いかりや さん
ホームページには、平日・休日とも:8,500円(消費税別)とありました。この風情のある街で宿泊できること自体がたのしいカモ。
ペット同伴(1,000円)もできるらしいが、その点は賛否がわかれることでしょう。
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越後屋定食
ざるそばが2枚ついて、五平餅2個またはおやき1個、山菜2点付き1,500円。山菜2点もしっかりおいしくて、そばを堪能できました。うまいです。
このお店を出たあと、近くを散策していると、観光客がどこぞの奈良井宿の住民に問いかけていたのが聞こえてきた。
「どこのおそばがおいしいの?」
「奈良井宿のおそばは、どこもおいしいよ。ハズレはないから安心して!!」
たしかに、ここ越後屋定食のそばもおいしかったです。二八そばのようでした。
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NHKおひさま
NHKの朝の連ドラの舞台になったことがあるという記事を何度となく見て、「いつの?」という疑問があった。
その疑問が解消したのは、この広告表示板。なるほど、連続テレビ小説第84作「おひさま」の舞台だったんですね。井上真央さん主演の朝ドラ。見ました見ました。
太陽の陽子が、女学校帰りによく立ち寄った飴屋「村上堂」だけは抑えておきたくて探しました。ロケ地一覧もあるので、写真にマウスを重ねてみてください。クリックすると、ロケ地一覧を拡大できます。
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昔の生活を再現した民家もあります。
右の天井部には、傘を収納する棚も。味わいのある空間でした。
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さっきそば定食を食べたばかりですが、奈良井宿で食の楽しみを堪能しておきたいな、ということで、団子が目にとまります。
しばらく待ちましたが、店主が忙しそうでしたので、次のお店を物色することにしました。
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焼きたてせんべいも。
どこもうまそうです。腹に入る余裕があるなら、どんどん味わいたい。
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と、いつまでも奈良井宿で寄り道していると、峠で暗がりになりかねません。
さっさと見切りをつけて、鳥居峠にむかいます。峠への旧道は、ごらんのとおりのハイキングコース。自転車にライディングできる箇所はほとんどありませんが、木曽路を堪能したいと思ったら、やはり旧道を選択しない手はありません。
ハイカーと出会ったら道を譲るのは当然のこととして、道の端に寄って待っていると、いろいろ声もかけてもらえます。
「どこから来たの?」 「どこへ行くの?」 「すごいねぇ!!」 etc.
まんざらでもありません。ただ1つ困ったのは、石畳が多いこと。せっかくの手作りバッグがひしゃげてしまわないか、ヒヤヒヤの連続でした。
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鳥居峠まで100mの標識。
この100mほど手前には、鳥居峠まで0.98kmと書いてあったような…。
GPSとサイクルコンピューターがあるので、そうそう惑わされることはありませんが、標識に刻まれている文字にはそれなりの信憑性というか、誤解を生じさせない表現にしてもらいたいです。
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峠に設置された熊除けの鐘。
熊にとっても人には遭遇したくないとの説明書きがあり、納得。
カン、コーン。カン、コーン。と力強く打ち鳴らしてみました。
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木曽 福島宿
ちょこっとずつ急いだこともあり、約60kmの行程にある福島宿へは17時頃に到着。
走り始めが10時で、観光や徒歩の峠越えもあったことを思えば、うまい具合に時間配分できたようです。
ここ福島宿は、四大関所と数えられる「箱根」、浜名湖の西岸の「新居」、関東・信濃・北陸の分岐点に当たる「碓氷」等の3つの関所に方を並べます。
おかげで、宿の「むらちや」さんに荷物を置いた後、街中の散歩ができました。
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時間が遅くなっためか、人通りは少なかったように思います。
奈良井宿の人出が多すぎたのかも。
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田ぐち 栗子餅 190円×3
栗の季節は、和菓子の店に行くとワクワクします。おいしいものがいっぱい。今回は田ぐちさんの栗子餅に出会いましたが、芳香堂さん宝来屋さんにもあるようですので、次はそちらも賞味してみたい。
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酒屋 七笑
原酒 1,120円を購入。通常市販されている日本酒は、アルコール度数を水で調整されているのに対し、この酒は調整なし。
お土産として持ち帰って、ただいま、おいしく頂いています。
(翌日、田んぼのあぜ道でビンディングが外れずに転けましたが、頑丈に梱包していたので、瓶を割らずに済みました。アブナイアブナイ)
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黄昏れる木曽福島宿。
明かりがポツリポツリと灯ってきました。
木曽福島関所跡も訪問できて、本日のミッションをコンプリート!
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宿の「むらちや」さん
出入り口は、写真中央下部の比較的白っぽい灯りがもれている箇所になります。四角くて白い「むらちや」と書かれた看板の右手にありますが、確認できますでしょうか。
黄色っぽい灯りがもれている箇所は食堂になっていました。
で、この出入り口ですが、「くぐり戸」ということで、かがんで入る高さになっており、普通の扉に相当する部分は「板大戸」を呼ぶそうです。これらは町屋の正面意匠を忠実に守っているようです。やったぁ、ここを予約して正解!!
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「むらちや」さんは、1泊2食 7,350円〜(税込)とのことでした。
所在地は、〒397-0001 木曽町福島5373-1
連絡先は、TEL : 0264-22-3186
お風呂は檜風呂で、ジェット付きでした。夜と朝の2回、入浴しました。
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【本日のおやつ】
1.コンコード 3房 200円
2.奈良井宿での昼食 越後谷定食(そば) 1,500円
【おみやげ】
1.おやき(持ち帰り) 190円×3
2.七笑 原酒 1,120円
3.田ぐち 栗子餅 190円×3
自宅を 4:50出発
JR中央線塩尻駅を 10:12出発
宿泊先むらちやに 16:51到着
本日の走行距離: 52.70Km
本日の平均速度: 14.1Km/h
本日の走行時間: 4時間07分38秒
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