健康食の代表選手「こんにゃく」 |
小学校の時に兄が「科学と学習」を購読していました。確かその「学習」の方のおまけだったと記憶しているのですが、こんにゃくいもの粉がついており、兄が母とこんにゃく作りをしていたのを覚えています。チビだった私は、なにやら二人がごにょごにょとしたものをさわっていたら、こんにゃくらしきものになってきたという記憶です。
そのこんにゃくを作るためのセットを売っているところが職場の近くにあることを知り、こんにゃくの製粉を入手しました。おじゃましたのは「日本こんにゃく協会さま」で、常務という方とお話しして、ホームページ化することの了承までもらってきました。 海外在住の方なんか、日本食を食べたくなったときに手作りされてはいかがでしょうか?日本こんにゃく協会ではこんにゃくの製粉を郵送してくれるそうです。
こんにゃく3枚分の基本的な材料
こんにゃく製粉 25g | こんにゃく製粉こね用 水 800cc |
消石灰 1.3g | 消石灰用 水 100cc |
作り方(右の写真は今回使用した日本こんにゃく協会※1の手作りセット) | ||
1 | 【凝固剤の準備】 消石灰をぬるま湯または水に溶かしておきます。 |
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2 | 【こんにゃく粉を練る】 水もしくは30度までのぬるま湯を丈夫なポリ袋に入れ、ここにこんにゃくの製粉を加えてからもみ込みます。このまま時々もみながら30分間放置します。放置することにより、べっちゃりとしたのり状になります。 |
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3 | 【凝固剤の添加】 のり状になったものに、水に溶いておいた消石灰※2を加えます。消石灰を加えたら空気が入らないようにピチッとふたをして、しっかりと数分間、もみ込みます。このもみ込みで手を抜くとうまくできません。しっかりとやりましょう。また、ポリ袋のふたをすることで空気が泡となってこんにゃくに入り込まないようにしています。(コンニャクドットコムより) |
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4 | 【整形】 容器に絞り出し、そのまま30分以上放置し、凝固※3させます。 |
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5 | 【切り出し】 型枠の周りにお湯もしくは水を回しかけながらこんにゃくを容器から取り出し、適当な大きさに切り分けます。 |
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6 | 【茹でる】 80度程度のたっぷりの湯に浸けて、30分以上茹でて中まで火をとおしアクを抜きます。 |
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7 | 【できあがり】 できあがりです。保存する場合はゆで汁に浸しておきます。 |
ここでの「こつ」
※1 【日本こんにゃく協会】
郵便番号101-0041
東京都千代田区神田須田町1-5-12 村山ビル5F 財団法人 日本こんにゃく協会
TEL (03)3258-0288 FAX(03)3258-0225
こんにゃくの粉 50gを 300円 (送料別)で販売しています。郵送もしてくれます。
※2 【消石灰】
水酸化カルシウムのことで、凝固剤として利用します。手でこねるときには消石灰で手を荒らさないように手袋をしたり、ポリ袋にこんにゃくを入れてこねるといいようです。とにかく消石灰が均等に混ざるように丹念にこねるようにしないと良いこんにゃくはできません。局部的に固まらないように手早く行いましょう。
※3 【凝固】
こんにゃくいもに含まれる主成分はこんにゃくマンナンと呼ばれ、アルカリ性の水酸化カルシウムなどの凝固剤によってゲル状に固まります。この凝固剤のためこんにゃくは弱アルカリ性かつ、カルシウムを含む食品になっています。また、こんにゃくマンナンは食物繊維であるため、摂取するとおなかを掃除することができます。
※4 【保存方法】
茹で汁に浸け、冷蔵庫で保管します。数日のうちに食べきりましょう。
参考文献)
・ 共栄蒟蒻のwebサイト、コンニャクドットコム
http://www.konnyaku.com/
・ 高梁農業改良普及センターさんのこんにゃくのページ
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