真夏の日差しをやわらげてくれる貴重なゴーヤたち。秋の気配がしてくるとたくさんのゴーヤが収穫の時期を迎えます。2011年の我が家では、電気の使用制限に応えるため、15%の節電を経産省のHPで宣言しました。
掃き出し窓にはゴーヤを植え、最盛期にはびっしりと生えそろったゴーヤの緑のカーテンが真夏の強い日差しを遮ってくれたおかげで、宣言した15%の節電は見事達成。そこで緑のカーテンという仕事を為し得たゴーヤたちに、最後の晴れの舞台を用意しましょう。
干しゴーヤを作る基本的な材料
Let’s start!
炒めて食べるときには、次の工程によりタネとわたを取り除きますが、ゴーヤ茶にする分はタネとわたも取り除かず、そのままスライスします。炒めるものも直前に取り除けばいいわけですので、全量をこの方法でスライスすることも可能です。
まだ若干しっとりと湿っている部分がありましたので、翌日も干すことにしました。
完全に乾ききり、カランカランと音がする状態になりました。
タネとわたを含むゴーヤ茶用の干しゴーヤをフライパンで弱火にかけて焙煎します。 タネは焙煎に時間がかかるので、弱火でじっくり火を通さないと苦みにつながるようです。
同じ40分でも中火はだめですよ。我が家のコンロの中でも「極弱火がだせるコンロ」を使い40分でした。
湯飲み茶碗1杯あたり、普通の輪切りサイズなら干しゴーヤ2〜3枚が目安。
サラダ油を160度に熱しておき、干しゴーヤをそもまま加えて加熱します。
お好みに応じて、塩をふりかければできあがり。なにもなくてもゴーヤの苦みと香りが広がりおいしいです。
ここでの「こつ」
※1 【2日間干し終わった状態】 干し始めた初日の後、数日間はどんよりとした天候でしたので、家の中に置いていたのですが、夏場でもあり、乾ききっていないゴーヤが黄色くなりはじめたため、扇風機の風を半日以上当て続け、強引に乾燥をすすめさせたところ、黄色への変色を抑えることができました。天候に恵まれない場合は、扇風機の風が有効ですので、ご参考まで。。。
※2 【干しゴーヤとしては、これで完成】 料理に使う場合の戻し方です。 @ 戻す前にタネとわたの部分を取り除きます。取り除いたタネとわたはぜひ、ゴーヤ茶に使って下さい A ひたひたの水に30分ほど浸けておきます B 戻し汁を絞り、生のゴーヤ同様の調理をします(戻し汁は残しておきます) C 炒めるなどの調理の際、戻し汁を適宜加え、汁気を飛ばすようにしてできあがり
※3 【飲みやすいゴーヤ茶】 焙煎の工程でも説明していますが、「タネは焙煎に時間がかかるので、弱火でじっくり火を通さないと苦みにつながります。」ということですので、ゴーヤの苦みを感じた方は、次に焙煎する際には、弱火でじっくりと焙煎してみてください。
参考文献 Farmer's KEIKO 農家の台所 さんの ゴーヤの保存方法(復習)と 『干しゴーヤ』のレシピ サザンヘルス さんの ゴーヤーの部屋 茨城大学 地球変動適応科学研究機関 さんの ゴーヤ茶の作り方