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トロ〜リとした食感が不思議な「フルーチェ」
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フルーチェってどうやってつくるんだろ、、。やっぱり誰しも不思議に思う食べ物です。とろんとしているけれど、あれは体に良くないのでは? と考えるのが「ふつう」ではないでしょうか。フルーチェが固まるのは、ペクチンという物質が牛乳に含まれているカルシウムとゲル化するためですが、このペクチンはみかんの皮に多く含まれる物質です。
ということで、みかんの皮と酸があればフルーチェができるようですので、やってみましょう。
みかんの皮からペクチンを取り出す方法としては、工業的には塩酸を利用するようですが、アルカリで中和する技術が高度で、家庭で行うには危険を伴います。そこで、食べることができる酸として、弱酸性のクエン酸を加えることにして、ペクチンをとりだします。
フルーチェ300ccを作る基本的な材料
クエン酸(薬局で購入できます) 2g |
水 100cc |
みかん 1.5個 |
牛乳 200cc |
砂糖 大さじ2 |
作り方
ここでの「こつ」
※1 【みかんの缶詰】
実はこの方法、みかんの缶詰を作るときの工程なんです。みかんの缶詰作りでは、塩酸や水酸化ナトリウムなど、危険な薬剤を使うようですが、そんなことを家庭で実行するわけに行きませんので、クエン酸を使っているのです。
というわけで、皮が剥けたみかんはシロップ漬けにすれば、みかんの缶詰にできます。シロップは45%糖度のものを用意し、できあがりが16%糖度になるようにするようです。みかんの糖度は9%ですので、それぞれの分量を計算しますね。
参考文献
・アルケミスト会のホームページさんの缶詰ミカンについて