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「ろう細工」でとうもろこし

 レストランなどでメニューのろう細工をよくみかけます。あれを見れば写真でみるよりもメニューの内容がよくわかるので、大変便利ですね。あれほどではありませんが、自作でもかなりの精度のものを再現できます。ちょっとびっくりでした。簡単な材料ですので、夏休みの宿題などにぴっったりかも…。


ろう細工の材料

コップ ろうそく 寒天
とうもろこし つまようじ  

Let’s Go!

作り方  
【準備】
型をとりたい材料(今回はとうもろこし)が入るコップを用意します。とうもろこしにはつまようじを刺しておき、コップに垂直に入るようにしておきます。
【寒天をとかす】
ゼリーを作るときの2倍の濃さの寒天を湯に溶かします。
【型どり】
あらかじめ
コップの底に空気穴※1をあけておき、ビニールテープなどで閉じておきます。溶かした寒天をコップに入れて、型どりしたいとうもろこしを入れます。
【型抜き】
30分から1時間で寒天は固まります。そのままではコップからだしにくいので、沸騰させた湯に数秒浸けます。ビニールテープで閉じておいた空気穴をあけるとヌルヌルとでてきますよ。
カッターナイフで寒天に切れ目を入れ、寒天からとうもろこしを取り出します。切れ目に指をそっとつっこんで寒天を引きちぎらないよういに開いていくと、「プチプチ」てな感じで寒天がとうもろこしから剥がれていきます。
【ろうの準備】
使い捨てのアルミ鍋※2などに、ビー玉よりも小さくなるようにペンチでくだいたろうを入れ、クレヨンや絵の具で着色します。このろうを湯煎にかけて溶かし、溶けたら湯煎から取り出します。湯煎の温度は特に気にする必要はありませんが、ろうの温度が上昇しすぎないように、ろうが溶け次第湯煎から取り出します。
【ろうの流し込み】
寒天の型をコップにもどし、溶かしたろうを流し込みます。ゼリーよりも濃いめに作った寒天の型は80度前後までは溶けません。
【完成】
1時間ほどでろうは固まります。コップから寒天ごと取り出し、寒天を剥がせばできあがりです。もとのとうもろこしと並べてみました。細部まできれいに型どりできていますね。
     

ここでの「こつ」

※1 【コップの底に空気穴
 寒天が固まったときに「プッチンプリン」のように空気を入れるための穴です。小さくても構いません。まぁ、こんなことしなくてもプリンを取り出すときの要領でコップのまわりから空気を入れれば、取り出すことは可能ですが… ヽ(^。^)丿

※2 【使い捨てのアルミ鍋
 冷えて固まったろうは鍋にくっついてなかなか剥がれません。食品として有害な成分を含む絵の具も使うことですし、使い捨てのアルミ鍋を利用する方が望ましいようです。ステンレスのボールを使うと冷えて固まったろうが取れず、洗うのが大変でした。なによりも、食器に絵の具がついたといって家内に叱られました。

参考文献)
 100円ショップで大実験  編集:学研の「科学」「学習」編  出版社:Gakken \850

 


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