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結構愛着がわく「かぶと虫
くわがた虫」
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兄からクワガタ虫をオスとメスのセットでもらいました。さてどうやって育てるのでしょう。こういった飼育書ってたくさんあるように思えるのですが、実際に探してみると意外と少ないようです。試行錯誤しながらがんばってみようと思います。試行錯誤の間に肝心の虫が死んでしまわないことを祈りながら…。さしずめ近くの林で17匹捕らえ、6匹を残して自然に戻してやりました。
虫の飼育セット
大きめの虫かご |
1つ |
クヌギの朽木フレーク |
10〜15cm深さ |
ナラやクヌギの朽ち木 |
2〜3本 |
かぶと虫の飼いかた
くわがた虫の飼いかた
状態 |
季節 |
手入れ |
産卵 |
5月〜6月 |
交尾は5月頃に行われ、メスは朽木や腐葉土の中に産卵します。水分を十分に含ませた朽木を土の中に2〜3本入れておきす。 |
卵のふ化 |
6月 |
ふ化した幼虫は朽木や朽木がこまかくなったもの(以下、朽木フレークと呼びます)を食べながら成長しています。 |
一齢〜二齢幼虫まで |
6月中旬 |
幼虫が多いと共食いすることがあるので、別容器に分けます。 幼虫の餌として、幼虫の土には体積比5%ほどの小麦粉を入れた朽木フレークを使用すると良いことがどこかのホームページに書かれていました。使う2ヶ月ほど前に水分といっしょに混ぜ込み、発酵を終了させておくといった、酸欠にならないような注意も必要だそうです。これに水分を加えて虫かごに朽木のように堅く詰め、穴をあけて幼虫を入れます。
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終齢幼虫 |
8月中旬 |
8月中旬に、新しい朽木フレークを追加します。また、古い朽木フレークには幼虫に必要な成分が含まれているので総交換は避けるようにします。 |
さなぎ |
翌年の6月〜7月 |
種類によって卵のふ化の翌年もしくは翌々年以降に朽ち木の中でさなぎになります。 |
羽化 |
6月下旬 |
さなぎになった後、3〜4週間で脱皮し成虫になります。 |
成虫 |
7月 |
蜜状のえさを与えます。市販のゼリーがお手軽で便利でした。ほかにタンパク質を含んだ果物も与えておきます。クワガタ虫の成虫は上手に飼育すると数年生きることがあります。 |
※1 【朽ち木や腐葉土の中に産卵】
朽ち木や土が乾かないように注意しましょう。また飼育場所は、直射日光が当たらず暗くて風通しが良く、温度変化の少ないところを選びます。土が乾燥しないように適宜湿り気を与えます。
※2 【脱皮し成虫】
さなぎは脱皮のときに蛹室の中で、飛ぶための薄い羽(後翅:こうし)を最大限まで伸ばしてから固い殻(上翅:じょうし)に格納します。もし蛹室を壊してしまうと脱皮のときに後翅をうまく伸ばせなくなり、脱皮に失敗します
※2 【市販のゼリー】
ゼリーに限りませんが、餌には小さなハエが来ます。世代交代を繰り返さないように適宜交換します。
参考文献)
1.「昆虫ランドJUMBO若葉」(腐葉土4.5リットル入り)裏面 株式会社マルカン郵便番号577東大阪市七軒家5−2
2.「昆虫と遊ぶ図鑑」 おくやまひさし著 地球丸ISBN4-925020-19-6