長男が生まれたときの冬は、雪が何度も降る寒い年でした。でも我が家にはB型ベビーカーしか無くて、赤ん坊の足はとっても寒そうでした。「A型ならカバーがあるのに、どうしてB型にはカバーがないのかなぁ」と思った私は、即、布を買い、ベビーカーをベランダに持ち込んで、にらみながら設計図をおこしました。その設計図を元に新聞紙で仮組みして、1日がかりで仕上げたのがこのベビーカーカバーです。
ミシンの使い方も知らない、ボタンの付け方もわからない、裁縫をしたのは中学校のときに家庭科でエプロンを作って以来でした。そんな私でも朝に設計に取りかかって、家内にミシンの糸を通してもらったりしながら、夜には完成させることができました。
ポイントは足がすっぽりと入る袋状の足カバーと、腰部を覆う内側と外見を装う外側の2重にしたサイドカバー、そしてひざを覆う上部カバーといたれりつくせりの構造にしたことです。そのせいで布のカッティングと縫製工程が大変になりましたが、町を行く人たちから「最近はこんなにいいものがあっていいわねぇ」と声をかけられることがひそかな喜びでした。
ベビーカーカバー作りの材料リスト
キルティング | 110cm幅の2mくらい | ボタン | 5つ |
Let’s start!
説明 | ||
正面 | 足を覆う袋状の正面部です。足を入れる袋状の部分の上部2ヶ所に取り付けボタンがあります。 | |
側面 | 側面は飾りのカバーがついています。この側面にも左右とも各1ヶ所に取り付けボタンがあります。 | |
上面(カバーを閉じた状態) | ひざを覆う上面のカバーです。これで幼児の膝に毛布をのせる必要もなくなり、毛布がずり落ちてしまうこともなくなりました。 | |
上面(カバーを開けた状態) | 上面のカバーを開けると、腰部を覆うための内側のカバーが見えます。腰部の外側の飾りのカバーで風を防いで、内側のカバーで保温させようという作りです。 | |
背面(ベビーカーとの取り付け) | ベビーカーとの取り付けは、正面のボタンと、この背面のひもで取り付けます |
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