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クエン酸サイクルで健康をもたらす 「醸造酢」
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未完成のため、暫定公開版(β版)です。
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健康ブームの中で、飲める酢が健闘している。100ccあたりの価格では、穀物酢が23円前後と安価なのに対し、飲むことを目的とした黒酢などでは250円前後であり、中には800円という高価なものでさえ、消費者に受け入れられています。こういったプレミアムがつく酢として代表的な黒酢は、鹿児島県福山町のもので、三斗(約54リットル)の瓶に仕込み、ひとつひとつ発酵管理をしながら屋外で作られています。
そんな酢を作ってみたいものですが、この発酵過程で重要な働きをする酢酸菌がネックとなり、いままで後回しになってきた。酢酸菌は、酢特有の酸味を出す菌ですが、うまく働くか、コケるかは、空気中に漂っている良質な酢酸菌を捕捉できるどうかという確率問題であるため、やってみたいとわからない。
酢酸菌も市販されているようですが、うまくいく場合がある以上、「添加物としての菌は加えたくはない」
というのが当サイトのポリシー。うーん、ポリシーにつぶされそうな雰囲気である。まぁ、「案ずるより産むが易し」
ということで、やってみましょう。
基本的な材料
用意しておきたい器具
醸造酢仕込み用かめ(2リットル)
※上すぼみの形状がお勧めです。項番7の振り麹が少なく済ませられる為です。 |
Let’s start!
ここでの「こつ」
※1 【老麹を手作りする】
米こうじを手作りする場合は、温度を若干下げ(30℃を20℃へ)、1日ほど長めに発酵させると、胞子の発芽を促すことができ、老麹を作ることができますが、前述したとおり、老麹は市販の「都こうじ」の表面を包丁で削り、胞子の多い部分を集める方が良いように思えます。
※2 【蒸し上げたもち米】
お湯が沸かし、沸騰したら、もち米をさらしに包み、せいろで蒸し上げます。時間はせいろの蓋から蒸気が勢いよくではじめてから約15分です。蒸し上がると、半透明に変わります。試食すると米に芯がなくなっていることがわかります。
※3 【攪拌します】
鹿児島県
福山町の黒酢では、発酵に必要な各種菌類が壷に生息しているため、攪拌せず、静置したままでも発酵できるようです。
※4 【空気を遮断する役割をする老麹(ひねこうじ)】
振り麹が薄すぎると、空気を遮断するという役割を果たせませんし、厚すぎても他の雑菌の温床となってしまいます。「過ぎたるは及ばざるがごとし」ということです。
※5 【補足】
黒酢が流行っているようですが、黒酢と一言で言っても、次のような種類のものがあり、値段もそれなりです。黒酢という名称にだけに惑わされず、本来自分が必要とするものを選ぶようにしましょう。(JAS法等による明確な定義はないため、どれが偽物というわけでもありません)
・ 製造の中で熱を加えるもの
・ 黒砂糖を加えるもの
・ 黒麹菌で発酵させるもの
・
露天で長期熟成させることにより琥珀色を帯び、一般の酢よりも色が黒っぽいもの(私ならこれを買いたい!)
参考文献
・ まるしげ上田のWEBサイト
さんの 黒酢ができるまで
・ 電機通信機器販売株式会社健康事業部
さんの ■黒酢■ ★純天然玄米酢「福山ふくず」★ 製造工程
・ 鹿児島県立福山高等学校
さんの 福山酢の作り方