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堪えに堪え忍んだ末、お目にかかれる 「きのこ栽培」

 林間を自転車でゆっくりとポタリングしていると、しいたけ栽培に出会うことがあります。ちょっとヒンヤリするような、かつ、日光があたらず木漏れ陽のあたるようなところというイメージのとおりの場所にしいたけは栽培されています。「林間」とか、「木漏れ陽」とか、いかにも都会の住宅地環境からは、かけ離れた場所のできごとのようですが、これがもし自宅でも可能と聞いたら、黙っていられる方はそうはいないでしょう。(そんなわけないか。)

 調べてみたら、なんだか自宅の北側ならなんとかなるかもしれないと思い始めた。そうなると衝動は止められません。やってみたいな、買ってみたいな。でも相談したって、ダメ出しがでるのかせいぜいで、ついでに白い目が2つ3つ、最悪の場合は、5人家族の全員が強い拒絶反応を示すかもしれない。どうせ結果が見えているなら、強行突破しかない! っちゅうことで、4セット計12本のキノコの原木を注文してしまいました。


栽培風景 写真の説明
1.  2010年2月に、家内にナイショでしいたけの原木を購入。全12本で9,600円!! 自宅でしいたけを栽培できるなんて、究極におもしろい!!! ヽ(^。^)丿
   
 宅配便のおにいさん :  奥さん、こんなモン届きましたけど、どこに置きますか。。。(^O^)♪
 家内  :  なぁに、これぇええっ〜 (若干、悲痛な叫び風)
 宅配便のおにいさん :  しいたけの原木みたいですよ。ダンナさんが買ったんじゃぁないですか?
 家内  :  受け取りを拒否します。持って帰って!  (*`へ´*) 
 宅配便のおにいさん :  それはできませんねぇ。  ヽ(^。^)丿
2.  直径はご覧のとおり、そこそこありました。

 「これならしいたけも収穫できるかも!」 という期待感が高まります。

3.  緑色のタグの付いたものがしいたけで全6本。
 青色のタグはひらたけで3本、オレンジのタグはなめこで3本の総合計12本。

 全部を並べると、ちょっと圧巻。自分でもやりすぎた感が否めません。

4.  しいたけは、「森290号」の表記。2種類ありました。
 @ 熟成済みの原木 夏を1回越えた秋から収穫できるもの ⇒しいたけの成る木3本セット 3,465円 (税込) 送料別
 A 熟成無しの原木 夏を2回越えた秋から収穫できるもの ⇒シイタケ種駒接種済原木3本 2,520円 (税込) 送料別 
5.  ひらたけは、「森39号」。

 ・熟成無しの原木 夏を2回越えた秋から収穫できるもの ⇒ヒラタケ種駒接種済原木 3本 2,520円 (税込) 送料別

6.  なめこは、「森2号」。

 ・熟成無しの原木 夏を2回越えた秋から収穫できるもの ⇒なめこ種駒接種済原木3本 2,520円 (税込) 送料別

7.  イメージしていたところの壁面に並べてみました。木材がゴロゴロしているようで、ちょっと異様な感じ。

 添付されていたマニュアルには、初年度の6月頃までは、しいたけのタネ菌を植え付けた原木は横たえ、シートを被せると良いような記述があったので、最初から壁面に立てて並べてしまうというのでは具合が悪いのかもしれないということで一旦思案タイム。

8.  我が家で一番大きなシマトネリコ。約8mの大木の根元という手を思いつきました。北西面に位置しており、直射日光が射さず、湿度もありそうだし、条件的には良さそう。

 ということで、積み重ねてみました。一見、ちょっとおしゃれな飾りに見えます。散歩する方は、まさかこれがキノコの原木とは思わないことでしょう。よし、この配置で決定。

9.  初年度の秋は、何事もなく通過。。。冬場は放任していたものの、ひたすら原木が過乾燥しないように夏場になると3日に1回程度の水やりをたんたんと継続。

 翌年の秋、しいたけの原木を設置してから実に1年半後の10月8日(土)、やっと最初のしいたけ出現!

10.  よく見ると、あっちからもこっちからも。

 だけど、出てきたのはしいたけだけで、ひらたけやなめこは未だの模様。

11.

 中には、とっても形のいいしいたけも。

12.  裏から見るとこんな感じ。迫力があります。こんなモノが自宅の庭の片隅で栽培できるなんて、スゴイ。

 でも、ツーバイフォーの壁面内部に菌糸を張られるということはないんでしょうねぇ。。。若干心配。

13.  長男と長女が、「収穫を一番喜びそうな二男にやらせてやろう。」 と、年長者としての思いやりの発言があったので翌日まで先伸ばしてから、収穫しに出ると…。

 びっくり! 椎茸が巨大化し、シマトネリコにぶつかってしまっています。

14.  笠も開いてしまい、ところどころ亀裂が入ったような状態。
15.  とりあえず、収穫したしいたけの表面を水洗いします。
16.  卓上用の鉄鍋を加熱し、でっかいしいたけをドン!デカすぎて蓋がしまりません。
17.  焼き上がると若干縮み気味。。。
18.  醤油をたらし、5人家族ですので、五等分したものがコレ。
19.  5つにわけても肉厚なので、十分市販されているしいたけ1個分はあります。

 もし、これ以降収穫できるしいたけがないとすると、この一口は 9,600円 ÷ 5人 = 約2,000円の価値があります。なんと貴重なことか。 ヽ(^。^)丿 そう思うと、味わいまで濃厚に感じてくるわけです。

     

ここでの「コツ」

※1 【家内にナイショでしいたけの原木を購入
 やっぱりこれしかありません。相談したら、10中八九どころか、絶対否決されます。男のロマンを感じられないのでしょう。仕方のないことです。。。でも、奥さんに相談せずに、あとでややこしいことになっても、当方は責任を負えませんので、あしからず。 ヽ(^。^)丿

 今回お世話になったお店です。群馬県沼田市のお店でした。「森のきのこ倶楽部

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┃森┃
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┃の┃
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┃き┃
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┃の┃
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┃こ┃
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┃倶┃
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┃楽┃
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┃部┃
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378-0062 群馬県沼田市町田町1600
(TEL) 0278-22-1455
(URL) http://www.rakuten.co.jp/drmori1/
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※2 【これならしいたけも収穫できるかも!
 単に、邪魔という見方もあるようです。おおっぴらに喜ぶと、奥さんとの関係がこじれます。ここは密かにほくそ笑む程度にしましょう。

※3 【初年度の秋は、何事もなく通過。。。
 この季節に一旦、怒りが再燃したのでしょうか。叱られました。「本当に来年はしいたけが成るんでしょうね。」「はい。」 という問答が繰り返される時期です。ついでに、子どもたちでさえ、離反したりして、究極に立場が悪化するのもこの時期です。ここは堪え忍ぶところですので、ぐっとこらえます。

※4 【年長者としての思いやりの発言
 これまでの苦労が実をつけたと思えば、この1年半の間、堪え忍んだ甲斐があったというもの。あーぁ、オヤジやってて良かった。 (^-^; 

 


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