林間を自転車でゆっくりとポタリングしていると、しいたけ栽培に出会うことがあります。ちょっとヒンヤリするような、かつ、日光があたらず木漏れ陽のあたるようなところというイメージのとおりの場所にしいたけは栽培されています。「林間」とか、「木漏れ陽」とか、いかにも都会の住宅地環境からは、かけ離れた場所のできごとのようですが、これがもし自宅でも可能と聞いたら、黙っていられる方はそうはいないでしょう。(そんなわけないか。)
調べてみたら、なんだか自宅の北側ならなんとかなるかもしれないと思い始めた。そうなると衝動は止められません。やってみたいな、買ってみたいな。でも相談したって、ダメ出しがでるのかせいぜいで、ついでに白い目が2つ3つ、最悪の場合は、5人家族の全員が強い拒絶反応を示すかもしれない。どうせ結果が見えているなら、強行突破しかない! っちゅうことで、4セット計12本のキノコの原木を注文してしまいました。
「これならしいたけも収穫できるかも!」 という期待感が高まります。
全部を並べると、ちょっと圧巻。自分でもやりすぎた感が否めません。
・熟成無しの原木 夏を2回越えた秋から収穫できるもの ⇒ヒラタケ種駒接種済原木 3本 2,520円 (税込) 送料別
・熟成無しの原木 夏を2回越えた秋から収穫できるもの ⇒なめこ種駒接種済原木3本 2,520円 (税込) 送料別
添付されていたマニュアルには、初年度の6月頃までは、しいたけのタネ菌を植え付けた原木は横たえ、シートを被せると良いような記述があったので、最初から壁面に立てて並べてしまうというのでは具合が悪いのかもしれないということで一旦思案タイム。
ということで、積み重ねてみました。一見、ちょっとおしゃれな飾りに見えます。散歩する方は、まさかこれがキノコの原木とは思わないことでしょう。よし、この配置で決定。
翌年の秋、しいたけの原木を設置してから実に1年半後の10月8日(土)、やっと最初のしいたけ出現!
だけど、出てきたのはしいたけだけで、ひらたけやなめこは未だの模様。
中には、とっても形のいいしいたけも。
でも、ツーバイフォーの壁面内部に菌糸を張られるということはないんでしょうねぇ。。。若干心配。
びっくり! 椎茸が巨大化し、シマトネリコにぶつかってしまっています。
もし、これ以降収穫できるしいたけがないとすると、この一口は 9,600円 ÷ 5人 = 約2,000円の価値があります。なんと貴重なことか。 ヽ(^。^)丿 そう思うと、味わいまで濃厚に感じてくるわけです。
ここでの「コツ」
※1 【家内にナイショでしいたけの原木を購入】 やっぱりこれしかありません。相談したら、10中八九どころか、絶対否決されます。男のロマンを感じられないのでしょう。仕方のないことです。。。でも、奥さんに相談せずに、あとでややこしいことになっても、当方は責任を負えませんので、あしからず。 ヽ(^。^)丿
今回お世話になったお店です。群馬県沼田市のお店でした。「森のきのこ倶楽部」
※2 【これならしいたけも収穫できるかも!】 単に、邪魔という見方もあるようです。おおっぴらに喜ぶと、奥さんとの関係がこじれます。ここは密かにほくそ笑む程度にしましょう。
※3 【初年度の秋は、何事もなく通過。。。】 この季節に一旦、怒りが再燃したのでしょうか。叱られました。「本当に来年はしいたけが成るんでしょうね。」「はい。」 という問答が繰り返される時期です。ついでに、子どもたちでさえ、離反したりして、究極に立場が悪化するのもこの時期です。ここは堪え忍ぶところですので、ぐっとこらえます。
※4 【年長者としての思いやりの発言】 これまでの苦労が実をつけたと思えば、この1年半の間、堪え忍んだ甲斐があったというもの。あーぁ、オヤジやってて良かった。 (^-^;